すっかり体型も元通りのhitomi

『マルコムX』『インサイド・マン』のスパイク・リー監督最新作『セントアンナの奇跡』が公開されるのを前に、23日、都内のチャペルで「子どもたちの未来を守る」イベント試写会を開催。昨年12月に第1子となる女児を出産したhitomiがゲストとして招かれた。

現代のニューヨークで起きた殺人事件をきっかけに、第2次世界大戦下の事件と深い接点を持つことになる本作。「どの時代も戦争があるし、いつになったら世の中が平和になるんだろうと考えさせられます。ただ、そんな中にも子供たちを通じての愛や子供たちの素直さが感じられて、面白かったです」と、hitomiは映画の感想を語った。

妊娠・出産を経て、子供の純粋さをあらためて実感したと言うが、「純粋なだけに、世の中で戦争が起きても、子供たちは気づかないかも。私自身、小さい頃にテレビで火花の散る映像を見ながら、変な話だけど『きれいだな』と思ってしまって。大人になってから、あれは戦争の映像だったと知りました」と打ち明ける場面も。「子供たちの中には、誰からも守ってもらえない子もいますよね。親が子供に『あの子とは付き合っちゃダメ』と伝え、翌日からみんなが無視するとか、そんなことが日本でも起きているんじゃないかと思って。そうじゃなくて、どんな子にもウェルカムで、声をかけてあげられるような大人でありたいなと思います」と語った。

最新アルバム『LOVE LIFE 2』でマタニティーヌードを披露。報道陣からの質問もこの話題に集中

イベント終了後の会見では、hitomiの子育てや『LOVE LIFE 2』で披露したマタニティーヌードの話題に質問が集中。「その時々で自分らしいものを表現しているだけなので、(マタニティーヌードも)自分の中では過去の作品になっていますね」とコメントし、「"妊婦後ヌード"もあるのでは?」との質問にも、「もうないと思います」ときっぱり答えた。 だがその後も、「出産後も体型を保つ秘けつは?」「妊婦ヌードに関して、パートナーはどんな感想を?」など、次々と繰り出される質問に、「映画の話題からだいぶ外れてますよね……」とhitomiも苦笑い。最後は本作について、「すごくいい映画なので、子供から大人まで幅広く多くの方々に見てほしいと思っています」と述べた。

イベントでは、子供たちを中心にした「セントアンナ」合唱団が登場し、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」を歌った

合唱が終わると、子供たちに「素晴らしかったよ」と声をかけたhitomi。フォトセッションでも子供たちに囲まれ、笑顔がこぼれた

『セントアンナの奇跡』は、7月25日よりTOHOシネマシャンテ、新宿テアトルタイムズスクエアほか全国ロードショー。