22~24の3日間、東京ビッグサイトで開催中のワイヤレス&モバイルの総合展示会「ワイヤレスジャパン2009」にて、ウィルコムは10月に本サービスを開始するXGPの紹介やコンセプトモデルの展示などを行っている。
同社ブース内の"Future Design Project"と書かれたコーナーには、同社の公式サイトで公開されているコンセプト端末が展示されている。
「Imagetube」は外面が全てディスプレイになっているエンターテインメント性の高いモデル。eneloopブランドで展示されていた「energy bulb」は、無線LANとしてだけでなく電力の供給機器としても利用できるというもの。本体天面にあるソーラーパネルより電力を供給する。
「WA III」はリアルタイムトランスレーター。会話を翻訳・視覚化(文字と言葉の相互変換を想定)するというコンセプトの端末。「RC design study02」はヘルメットへ装着することでさまざまな情報の送受信を行うというライダー向けのモデル。
「WA I」はエコバッグに通信機能を持たせ商品データを買い物や健康管理に役立てるといった使い方を想定している。「WA II」は電動アシスト自転車のハンドル部に取り付け、GPSやナビ機能で利用者への利便性を向上させたレンタルバイクシステム。
「Vital Link System」装着することでバイタルサイン(体温や血圧、脈拍など)を常時取得し、患者の状態を常に把握できるようにした端末。「amaterasu & tsukuyomi」は位置情報と視覚化した感情情報をモニタリングしあうツール。
「Air Tray」はクレジットカードやFeliCa決済を想定した、手軽に持ち歩くことのできる決済端末。
同社ブースではコンセプトモデルの展示のほか、ブース内をカメラで撮影しハイビジョン映像でストリーミング送信するデモモンストレーションも行なわれていた。デモンストレーションでは9MB前後の数値が出ていた。
そのほか、医療・介護現場での利用を想定したXGP対応のベッドサイド端末も展示していた。ICカード認証で、回診時にこの端末から電子カルテへアクセスできるようにすることで情報の共有化を図ることもできるという。
(渡邊洋介/K-MAX)