パナソニックは23日、ワイヤレスモニター付きのテレビドアホン「どこでもドアホン」シリーズの新モデル「VL-SW231KL」と、テレビドアホン「VL-SV32KL」を発表した。発売は9月17日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、VL-SW231KLが4万7,000円前後、VL-SV32KLが2万7,000円前後と予想される。
VL-SW231KLは、カメラ玄関子機とモニター親機に、家中どこでも使用できるワイヤレスモニター子機を組み合わせた製品。モニター親機は、3.5型のIPS液晶画面を、ワイヤレスモニター子機は、2.5型の液晶画面を採用する。
VL-SV32KLは、カメラ玄関子機とモニター親機を組み合わせた製品。モニター親機には3.5型の液晶画面が採用されている。両モデルとも、カメラ玄関子機にLEDライトが搭載されており、夜間でも鮮明なカラー映像で来客の確認が可能だ。また、不在時などに来客の画像を記録する録画機能も搭載。VL-SW231KLは、1件来客に対して最大8枚連続で50件まで(計400枚)、VL-SV32KLは、1件に付き1枚で、30件まで記録可能だ。
新モデルの大きな特徴となっているのが、カメラ玄関子機への広角レンズの採用。広角レンズと、画像処理技術により、モニター親機に表示できる画角が左右約170°、上下約130°と、住宅向けテレビドアホンとしては、現時点で最大となっており、従来は死角になっていた部分も映し出すことが可能となっている。画角が広くなれば、それだけ映像の細かな部分が認識しにくくなるが、約2倍のズーム機能と、画角を動かせるパン・チルト機能を搭載。人の顔などを大きく映し出すことも可能だ。
VL-SW231KLに採用されているワイヤレスモニター子機は「VL-W607」。昨年6月に発売された「VL-SWN350KL」などに付属する「VL-W606」に、VL-SW231KLの新機能であるワイド/ズームのコントロールなどの機能を追加したものだ。なお、VL-SW231KLには、ワイヤレスモニター子機を3台まで追加可能。VL-W607単体も9月17日に発売予定。価格はオープンで、市場価格は2万8,000円前後と予想される。
VL-W607は、VL-W606と同様に、電話機能も利用可能だ。同社のパーソナルファクシミリ「おたっくす」シリーズなどに子機登録することで、ワイヤレスドアホン子機から電話をかけることができる。対応機種は、電話機がVE-GP10 / GP20 / GP22 / GP24(VE-GP24TAは除く) / GP30 / GP31 / GP32 / GP33 / GP50 / GP51 / GP52 / GP53 / GP62 / SV08シリーズで、ファクシミリが、KX-PW211 / PW308/ PW506 / PW507 / PW508 / PW605 / PW606 / PW607 / PW608/ PW616 / PW820シリーズ。
VL-SV32KLには、ワイヤレスモニター子機を接続することはできないが、オプションのドアホンアダプター「VE-DA10-H」(1万500円)を利用すれば、電話機やファクシミリを子機として利用することが可能だ。対応機種は、電話機がVE-GP30 / GP31 / GP32 / GP33 / GP50 / GP51 / GP52 / GP53 / GP62シリーズで、ファクシミリがKX-PW211 / PW506/ PW507 / PW508 / PW603 / PW605 / PW606 / PW607 / PW608 / PW616 / PW820シリーズ。