米AMDは22日、メインストリーム・デスクトップ向けプロセッサ「AMD Athlon II X2」シリーズに、動作周波数が2.9GHzの「Athlon II X2 245」と、同2.8GHzの「Athlon II X2 240」を追加すると発表した。1,000個ロット時の単価はX2 245が66ドル、X2 240が60ドル。

「Athlon II X2」のプロセッサダイ

45nm SOIのプロセスルールに基づき製造されるデュアルコアプロセッサで、パッケージのソケット形状はSocket AM3。動作周波数を除く主な仕様は、シリーズ既存モデルの「Athlon II X2 250」と同様だ。

トランジスタ数は2億3,400万、ダイサイズは117.5平方mm、コアのRevisionはC2。コア電圧は0.85-1.425Vで、TDPは65W。キャッシュ構成はL1が256KB(128KB(inst64KB+data64KB)×2)、L2が2MB(1MB×2)。HyperTransportは4GHz(双方向)。対応メモリはDDR3-1066/DDR2-800。

■主な仕様の比較
モデル X2 250 X2 245 X2 240
動作周波数 3GHz 2.9GHz 2.8GHz
L1キャッシュ 256KB(128KB×2)
L2キャッシュ 2MB(1MB×2)
HyperTransport 4GHz
対応メモリ DDR3-1066/DDR2-800
TDP 65W
製造プロセス 45nm SOI
コアリビジョン C2