楽天リサーチは21日、ファイナンシャル・プランナー(FP)に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は、約167万人の楽天リサーチ登録モニターの中から、全国の20~69歳の男女計1,000人を対象に実施された。調査が実施された期間は6月24日~25日。
同調査によると、将来の貯蓄・資産について、46.6%が「かなり不安である」と回答。「多少不安である」と回答した人との合計では84.7%と、大半の人が将来に不安を抱いていることがわかった。また、年代別では男性の50代、女性の30~50代で、「かなり不安である」という回答が過半数を上回った。
「将来の貯蓄・資産について」(楽天リサーチ調べ) |
生命保険等お金の運用に関しては、「生命保険の加入や見直しをするとき、どうするか」(複数回答可)という問いに対し、「インターネット上の比較サイトなどで検討する」が41.2%で最も多く、次いで「自分で考える」が35.1%となっている。「保険会社に相談する」は34.7%、「FPなど、専門家に相談する」は10.4%となっており、専門家に直接相談するよりもネット上の客観的な情報を重視している人が多いとしている。
「生命保険の加入、見直しの際は?」(楽天リサーチ調べ) |
お金の運用に関して「FPに相談する場合、1時間あたりいくらくらいなら支払ってもよいか」という質問では、「3,000円未満」が38.2%と最も多い結果となったが、2番目に多かった「有料なら相談しない」(36.4%)とは僅差となっている。また、「3,000円~5,000円未満」が21.6%、「5,000円~10,000円」が3.8%となっており、5,000円未満という回答が大半を占めた。
将来の貯蓄や資産に不安を抱いている人は圧倒的多数だが、金融商品や運用といった情報の収集については、専門家に頼らずに自力で解決策を模索する人が多いことが窺える結果となっている。