これまで数々のプロポーズを成功させてきた、ウエディングプランナーら3名が伝授する"プロポーズの成功の秘訣"。今回は、プロポーズの時に欠かせない最重要ポイントについてお話を聞きました。
座談会メンバー(写真右から):ホテル大阪ベイタワーの「天空のプロポーズプラン」の企画立案をした、同ホテルの齊藤正志さん(1997年入社、スカイラウンジ『エアシップ』所属)、安沢亜樹さん(2007年入社、ブライダル部門所属のウエディングプランナー)、武部真希さん(2004年入社、ブライダル部門所属のウエディングプランナー)の3名(以下、敬称略) |
【Q】プロポーズをする時には、大切なことは?
安沢「なにより、彼女が一番喜ぶことが一番です。彼女を一番知っているのは彼なので、知っている上で彼女に何をしてあげたいかを考えることですね」
武部「女性はプロポーズをされるというだけで嬉しいと思うので、女性を喜ばせたいという気持ちがあればいいと思います。その喜びをどう大きくするかというところで、私たちがお手伝いしています」
齊藤「無理をしてサプライズなどに凝らなくても、不器用な男性は不器用なりに手紙にプロポーズの言葉を書いてきて、目の前で読みながらプロポーズするのもほのぼのした雰囲気でいいですよね」
【Q】ずばり、どんなプロポーズの言葉がいいのでしょうか?
安沢「これといった決まりはなく、思ったことを伝えていただくのが一番。プロポーズの場面に立ち会った中で多いのは、短刀直入に『結婚してください』、『一生そばにいてください』といった言葉です。ゲストの前であれば、『幸せにします』といった宣言も多いですね」
齊藤「一言二言でも気持ちがいかに伝わるか、が大切ですね!」
安沢「そうですね、彼女の心に響けば、どんな言葉であってもいいんですよね。長すぎる言葉は言っている本人もだんだんよく分からなくなることがありますから、簡単に気持ちをぶつければいいと思います」
【Q】プロポーズのしかたはそれぞれ違うと思いますが、一例を教えてください。
齊藤「たとえば派手なことが好きではない大人の女性には、今日は何もないよという雰囲気で普通に食事をしていて、最後に実はプロポーズが待っていましたという演出をする場合が多いようです。男性からは『全く音楽もかけないでください。OKだったら花束を持ってきてください』や『彼女が恥ずかしがるので、OKだったらこの1曲だけかけてください』という希望があったりします。男性とは『OKだったら、耳たぶを触る』などのサインを決めておくんです」
武部「OKだったら他のお客様とシャンパンで乾杯して、スタッフも温かく見守るパターンもありますね」
安沢「みんなに賛同されて祝福されるのは、やはり女性にとっては嬉しいですよね」
武部「また、可愛らしい夢見るタイプの女性なら『天空のプロポーズプラン』の特典であるサプライズ専用のデザートをお薦めしたいと思います。『こんな結婚がしたい!』という夢を持っていて、且つお姫様気分を味わいたい女性をイメージして、私たちが考案しました」
安沢「デザートがドーム型になっているのですが、女性にデザートを割ってもらうと指輪が出てくる演出が施されています。見た目も可愛くて、ハートがたくさんあしらってあります。男性にとって、指輪をどうやって渡すかというのも悩みどころ。ポケットなどから取り出して渡すまでに手間取ってしまうより、お相手の女性の前に瞬時に指輪が現れる方が感動は大きいですよね。そのために、『まさかこんなところに指輪が!? 』と驚くような仕掛けをするのがお勧め。それで、私たちが考えたのがデザートの中なんです」
ホテル大阪ベイタワーの「天空のプロポーズプラン」
グランビスタ ホテル&リゾートが運営するホテル大阪ベイタワーは、ウエディングプランナーらがプロデュースした「天空のプロポーズプラン」を提供している。舞台となるのは、ホテル最上階・51階の地上200mにあるスカイラウンジ「エアシップ」。宝石を散りばめたような夜景を眺めながら、心に残るプロポーズ記念日を創る手伝いをしてくれるという。
プラン内容は、確約された窓際のディナーシートで、ペアディナーコース(※メニューは月替わりで変更)を楽しみ、来たるプロポーズのタイミングでBGMなどの演出をサポートし、プロポーズをしてもらうもの。成功時には記念撮影もある。また、サプライズアイテムとして(1)プレゼント(指輪等)をサプライズできる専用デザート、(2)花束、(3)シャンパン、(4)メッセージも添えられるハート型の生ケーキ、という4つの中から1つが特典でプレゼントされる。ゴージャスなバラの花束なども別途有料にて、相談の上用意してくれる。プラン料金は30,000円。1週間前までに要予約。期間は2010年3月31日まで。