パナソニックは22日、ポータブルワンセグテレビ「SV-MC55」を発表した。SDカードへの録画、フォトストレージ機能などを搭載している。発売は8月21で価格はオープン。市場価格は3万8,000円前後と予想される。

非常に多機能なポータブルワンセグテレビ「SV-MC55」。SD/microSDの2スロットを装備し、携帯電話やデジタルカメラとの写真の受け渡しも可能だ

SV-MC55は、4.3V型の画面を搭載した(480×272画素)ポータブルワンセグテレビ。番組延長にも対応する録画機能を装備しており、SD/microSDカードにワンセグの番組を録画できる。またワンセグ持ち出しにも対応。同社の薄型テレビ「VIERA」の「Rシリーズ」、レコーダー「DIGA」の「BW950」「BW850」「BW750」「BR550」「XP25V」「XP15」には、通常の番組を録画するのと同時に、ワンセグ放送を記録する機能が搭載されている。この機能によって録画されたワンセグ放送の番組をSD/microSDカードに転送して、SV-MC55側で再生することが可能だ。SV-MC55は、レジュームやチャプターにも対応しているため、レコーダー側で見ていた続きを、SV-MC55で見ることや、シーンを選んで再生することもできる。

特徴的なのが、フォトストレージ機能だ。SDカードスロットと、microSDカードスロットの両方が装備されており、それらのカードスロットから、本体内蔵メモリー(4GB)に写真データをコピーしたり、また、その逆に本体のメモリーから、SDやmicroSDに写真データをコピーすることができる。ビューワー機能も搭載されているので、PCレス環境でも写真データの確認や受け渡しが可能だ。デジタルフォトフレーム機能も装備しており、日付別や、フォルダ別などで写真を表示させることができる。選択した写真をスライドショー再生することも可能となっている。

もちろん、音楽の再生も可能。プレーヤー部分はSD仕様となっており、MP3/WMA/WAV形式の音楽ファイルが再生可能だ。

バッテリーは、約4時間でフル充電され、ディスプレイの明るさにもよるが、ワンセグ放送の視聴/録画ならば、約3時間30分-5時間30分、ビデオの再生/写真の表示の場合は、約4時間-6時間、音楽再生の場合は、約7時間の連続使用が可能だ。また、2次電池は充電/放電を繰り返すと次第に劣化していくが、フル充電せずに約90%程度で充電をストップすることで、バッテリー自体の消耗を押えるエコ充電機能も搭載されている。

主な仕様
サイズ 136.6(W)×75.5(H)×16.3(D)mm
質量 約187g
おもな付属品 ACアダプター、USB接続ケーブル、ステレオインサイドホン、外付けスタンド、CD-ROM(SD-Jukebox Ver6.95LE)、ハンドストラップ、SDメモリーカード 2GB