ひまわり証券は22日、大韓民国の大手金融グループNational Agricultural Cooperative Federationの子会社であるNH Investment and Futures Co., Ltd.と外国為替証拠金取引(以下、FX取引)事業における業務提携契約を締結したと発表した。同社は「韓国において日本のFX業者がカウンターパーティ契約を結ぶのは初めてのケース」としている。
ひまわり証券は今年末を目処に、NH Investment and Futures 社に対し、為替レートの配信とカウンターパーティ業務の提供を開始。同社からFX取引の注文を受注する。今後は、カウンターパーティ業務だけではなく、同社のノウハウに基づいた各種サービスにおいても協力していく考えだ。
同社によると、韓国ではFX取引人気が高まりをみせ、同国先物業界第3位であるNH Investment and Futures 社でも個人投資家向けにFX取引の提供を開始することが決定していた。レバレッジについては、韓国内の規制を受ける。一部報道によると、韓国のFX取引の証拠金倍率は9月以降、最大50倍から20倍に引き下げられる。
NH Investment and Futures社は、店舗数国内第一位の銀行を傘下に置く韓国の農業・流通・金融企業集団NationalAgricultural Cooperative Federationの100%出資により1997年に設立された先物仲介会社。証券市場と商品先物市場を統合する韓国取引所(KRX)の金利・通貨先物部門で約13%の市場占有率を誇る。
