沖縄美ら海水族館の監修のもと、8メートルを超す巨大なジンベイザメや、ゆったりと泳ぐ姿が美しいマンタなどを200インチ立体映像(3D)やハイビジョン映像で映し出す「42nd Sony Aquarium 2009 -ハイビジョン沖縄美ら海水族館-」(東京・銀座 ソニービル)が20日に初日を迎え、沖縄ゆかりのゲストらを招いてのオープニングイベントが開催された。
昨年の期間中60万人を超える集客があった「Sony Aquarium」。42回目となる今年は、「見つけた? 大きな海の 小さな いのち」と題して、「新しい生命の"誕生"」をテーマに、生まれたての赤ちゃん(稚魚)やサンゴの産卵の様子などを、約9分間の迫力ある3D映像で体感できる。
また、1階ソニースクエア(屋外イベントスペース)では、総水量14トンの大型水槽が設置され、美ら海に住む約40種1,000匹の魚たちが、期間中入れ替わりで登場。かわいい熱帯魚たちや、体長1メートル超のウツボやサメ、エイに加えて、今年は「砂地の生き物」「夜の生き物」のエビやカニや貝などが観賞できる。
このほか、1階~4階のショールームスペースでは、最新のハイビジョン機器で魚の生態や習慣を紹介する特設コーナーを用意。"美ら海の仲間探し"をテーマにした冒険物語を楽しめるスタンプラリー企画や、美しい自然や思い出を映像や音声でありのままに記録するソニーならではの製品体験コーナーなど、沖縄美ら海に関する充実した企画が目白押しだ。
さらにサンゴ礁を泳ぐウミガメを背景に記念写真を撮り、プリントアウトして持ち帰ることができるデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズ体験コーナーや、来場者がαシリーズまたはハイビジョン・ハンディカムを手に、沖縄「美ら海」一色のソニービル館内を探検気分で撮影したものをVAIOで編集、ブルーレイディスクによって保存し、世界に一枚だけの宝物としてプレゼントしてくれる企画も用意されている。
自然の美しさ、大切さを伝えたい
初日を迎えた7月20日午前11時には、会場となるソニービルのイベントスペースで、大水槽の除幕式が行われた。
大水槽を前に、ソニー企業の齋藤惠治代表取締役社長は、「豊かな沖縄の海に関心を持ってもらいたい。このイベントを通して、次世代を担う子どもたちに、自然の美しさと大切さ、その希少価値を少しでも知ってもらいたい」とアピール。沖縄美ら海水族館の内田詮三館長は、「小さな命もはっきりと見ることのできる3Dの映像にぜひ注目してみてほしい。今回お見せするトラフザメは体長1.8メートルだが、美ら海水族館には8メートルのジンベイザメもいます。興味を持っていただけたらぜひ沖縄にも足を運んでほしい」と3D映像で紹介される"美ら海の生きもの"たちの魅力を語っていた。
「42nd Sony Aquarium 2009 -ハイビジョン沖縄美ら海水族館-」は、ソニービルにて2009年7月20日から8月31日までの期間で開催。入場は無料。詳細はこちら。