KDDIは、同社が提供するスマートフォン「E30HT」(HTC製)を法人契約しているユーザー向けのセキュリティサービス「スマートフォンリモートデータ削除サービス」の試験提供を開始すると発表した。今回、商用サービス開始に向けて無料で試験提供を開始する。提供期間は7月31日から12月31日まで。商用サービスの開始時期は、別途案内がある。
スマートフォンリモートデータ削除サービスは、あらかじめユーザー登録したスマートフォンを紛失したり、盗難にあった場合、管理者側のPCからインターネットを経由して、端末内の情報を削除できるサービス。社内情報システムに設備の追加やソフトウェアなどの変更を加えずに、簡単にセキュリティの向上を図ることができるという。
同サービスでは、管理者がPCから遠隔操作でスマートフォン内のデータを削除できる「リモートデータ削除機能」のほか、遠隔操作で端末を出荷時の状態に戻し、内部に記録されたデータを削除できる「初期化機能」、端末の操作や内部データ閲覧を抑制できる「ロック機能」、スマートフォンに搭載された機能の利用可否に関する設定内容をPCから遠隔操作で監視できる「セキュリティ監視機能」などが利用できる。オプションでmicroSDカード内のデータを消去対象とすることも可能だ。
同社は2005年12月よりau携帯電話向けの法人用セキュリティサービス「ビジネス便利パック」を提供しています。今回、スマートフォン向けに同様の試験サービスを提供することで、さらに幅広い法人のお客さまのニーズにお応えしていきます。申込みは、KDDI営業担当者、KDDIモバイルソリューションセンター、または、KDDIホームページから。