ウィルコムは21日、企業内の電話とウィルコムPHS間の音声通話を定額にする法人向けのサービス、全国モバイル内線ソリューション『W-VPN』について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に採用されることが決まったと発表した。
「W-VPN」は、同サービス対応のPHSにオフィス内の電話と同じ内線番号を付与し、ウィルコムのサービスエリア内での発着信を内線扱いで行うことができるサービス。オフィス内線網の交換機(PBX)とウィルコムのPHS網を専用回線(BRI)で接続することで、オフィスの電話とウィルコムのPHS間の音声通話を定額料金で使用できる。
JAXAでは今回、W-VPN導入にあたり、W-VPNに対応した日本無線製電話機「WX330J-Z」を利用。同電話機はキズに強いアルミパネルをフロントに採用し、IPX5/IPX7相当の高い防水性能を備えている。
また、「ビジネス安心サービス」に対応し、情報システム部門においてセキュリティの集中管理ができるので、「必要な制限を部門毎のセキュリティポリシーに応じて細かく設定、管理ができ、運用における業務改善、効率化が可能となる」(ウィルコム)。
JAXAでは、2009年7月に東京事務所に導入以後、順次、全国の各拠点へと段階的な導入を進める予定。最終的には2,000台のウィルコムのPHS端末の利用を予定しているという。