アベ鳥取堂(鳥取市)は23日から、鳥取駅にて「スーパーはくとジオラマ弁当」を販売する。智頭急行(鳥取・智頭)の開業15周年を記念した企画で、弁当のフタを組み立てると特急列車のジオラマになるという。25日から8月23日までの土曜、日曜は「スーパーはくと5号」「同6号」の車内販売も実施するとのこと。価格は840円。
同商品はチキンライスをメインに、ハンバーグ、鶏の唐揚げ、玉子焼き、ソーセージを添えたお子様ランチ風の内容。智頭急行を代表する特急列車「スーパーはくと」号のペーパークラフトが付いており、弁当のフタを切り取って組み立てると、スーパーはくとの運転区間を紹介するジオラマとして楽しめるという。
智頭急行はJR山陽本線の上郡駅とJR因美の智頭駅を結ぶ、56.1kmの路線を運営している。山陽地域と山陰地域を結ぶ「陰陽連絡線」として計画された路線とのこと。「スーパーはくと」は同社の代表的な特急列車で、京都と鳥取・倉吉を結ぶという。
特急「スーパーはくと」号(智頭急行提供) |
アベ鳥取堂は1910(明治43)年に創業した老舗で、1943(昭和18)年から鳥取駅を中心に駅弁を製造販売しているという。日本で初めてカニを使った駅弁を開発し、「元祖かに寿し」で知られているとのこと。