有名建築家がデザインする「かけてみたいメガネ」

ジェイアイエヌは16日、アイウェアショップ「JIN's GLOBAL STANDARD」にて、有名建築家11組とのコラボレーション・アイウェアを発表した。「JIN's GLOBAL STANDARD」5店舗(東京の原宿店や吉祥寺店、大阪のうめだ阪急メンズ館店、なんばパークス店、兵庫の阪急西宮ガーデンズ店)やオンラインショップにて、16日より予約を受け付けており、販売は11月26日開始される。

「JIN's GLOBAL STANDARD×クリエイター 第一弾 : 建築家シリーズ」発表会

今回発表された商品は、青木淳氏、石上純也氏、伊東豊雄氏、乾久美子氏、隈研吾氏と大村真有美氏のデザインユニット、妹島和世氏、中村拓志氏、永山祐子氏、西沢立衛氏、藤本壮介氏、藤森照信氏といった11組の有名建築家によるアイウェア11点。「自分がかけてみたいメガネ」をテーマとしており、「自由な発想でデザインしていただき、ファッションとしてはもちろん、インテリアとしても楽しめるようなユニークな商品に仕上がっています」(同社 広報担当)。

発表会には、デザインに携わった青木氏、乾氏、大村氏、妹島氏、永山氏、西沢氏、藤本氏、藤森氏が参加。写真は左から、大村氏、妹山氏、西沢氏、田中氏(同社 代表取締役社長)、藤本氏、藤森氏、青木氏、永山氏、乾氏

各商品はいずれも数量は100個限定販売で、価格は12,990円(予価)。なお、同社によると、建築家によるアイウェアのプロダクトデザインは、日本では初めての試みとなるとのこと。同社代表取締役社長 田中仁氏は今回の企画について、「アイウェアの新たな可能性を提案していきたい」と語った。また、同社では今後、今回の企画を第一弾として、様々な著名クリエイターとのコラボレーション企画を展開していくとしている。

表参道ヒルズで一般公開、試着も可能

各商品は8月2日まで、東京・表参道の「表参道ヒルズ」地下特設会場にて展示されており、一般に公開されている。ここでは、展示されている商品の一部を紹介する。

青木氏による老眼鏡「マカロン」は、「着用時以外のことも含めてデザインしました」(青木氏)という。チェーン付きのマカロン型クリップ2つでメガネを挟み、首から提げておくことができる。老眼鏡自体は、シンプルな鼻眼鏡となっている。

青木氏の老眼鏡「マカロン」

乾氏のメガネ「ユニークでアノニマスなめがね」は、レンズを入れる輪が6つあるユニークな形状。「自分のために買うというよりは、誰かにあげたいと思うものを考えていたら、こういう形になりました」(乾氏)。

乾氏のメガネ「ユニークでアノニマスなめがね」

永山氏のサングラス「sun grass」は、小さな花や蔓草が肌の上を這い登って目全体を覆おうとしているようなフォルムに仕上げているという。「かけた時、入れ墨のように、肌の上に影花や蔓草の影が落ちます」(永山氏)。

永山氏のサングラス「sun grass」

西沢氏のサングラス「フリーハンドメガネ」は、運転用のゴーグルをイメージして作ったという。「フリーハンドのラインでできていて、左右非対称になっています」(西沢氏)。

西沢氏のサングラス「フリーハンドメガネ」

藤本氏のメガネ「Doodle」は、シンプルでありながら、メガネらしいメガネをイメージしたという。「かけると、まるで顔に落書きでメガネを描いたように見えるメガネです」(藤本氏)。

藤本氏のメガネ「Doodle」

藤森氏のメガネ「目メガネ一号」は、古代エジプトにあったというアイシャドー入りの目をイメージしているとのこと。「目のようなメガネを作ろうと思ってデザインしました」(藤森氏)。

藤森氏のメガネ「目メガネ一号」

特設会場では、このほか、各建築家によるアイウェアとそれぞれのデザインコンセプトが展示されている。一部の商品については、試着することも可能とのこと。