『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』(湯山邦彦監督)の初日舞台挨拶が、18日、東京・有楽町で行われた。ゲスト声優の中川翔子、北乃きい、高嶋政宏らが登壇したほか、特別ゲストにはんにゃも登場し、会場を盛り上げた。
『ミュウツーの逆襲』(1998)から始まったシリーズも本作で12作目。「ここまでくると、アニメを作るというより農業を営んでいるような気持ち。耕して種をまいて育てて、今日が収穫の日です」と湯山監督は述べた。
シーナ役を務めた北乃は、初めて見た映画が『ミュウツーの逆襲』だったとか。「映画の迫力に、言葉に表せない感情を抱いたのがいまでも忘れられません。その時と同じ感情を、お子さんや大人の皆さんも感じていただけたら嬉しい」と挨拶した。ダモス役の高嶋からは、「先ほどアルセウス役の美輪明宏さんから、『映画をご覧の後、親、兄弟、親戚や友人に伝えないと祟りがある!』とテレパシーが届きました(笑)」。冗談とも本気とも取れる発言で観客の笑いを誘った。
高嶋政宏は、「映画への愛を示すため、物語の鍵となる"命の宝玉"を持参しました。…売店で売ってます(笑)」 |
高嶋に続いて挨拶した北乃は、「私も"命の宝玉"をつけて来ました。美輪(明宏)さんのパワーを感じます(笑)」 |
舞台挨拶では、昨年公開の『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』が、"最も前売券が売れたアニメ映画"(前売券販売枚数…2,384,198枚)としてギネス世界記録に認定されたことも発表。3年連続出演となる中川は、「これはもう"ギネ嬉シス"ですね! 世界中で心待ちにする人がいて、映画を見て勇気・笑顔・愛を感じて、それがいろんな人に伝わって世界を平和にするポケモン! この作品に関われて、私もギネ嬉シスです!」と興奮気味に語った。
「やった後どっかに連れてかれるぞ!」と言いつつ、"最高の笑顔"を披露した川島だが、観客から「えー…」の声が |
金田は「えい! えい! …お尻を4つに割る奴♪」という一発ギャグを披露。川島のネタよりは笑いが起きていた |
この世界記録を記念し、特別ゲストとして登場したのははんにゃの2人。早速、金田が「ズグダンズンブングンゲーム」を披露するとピカチュウも追従。調子に乗ったピカチュウが、ズグダンズンブングンゲームを真似て「♪ピカピカピッカー」と歌い出す場面も。
ここでMCが、「高嶋さんはお笑い好きとうかがっていますが、いまのネタは何点?」と尋ねると、高嶋は「12点!」と回答。「低っ!」と叫ぶ金田に対し、「映画が12本目だし、10点満点で12点ですよ」とフォローした。だがその後、金田の「(相方の)川島には"最高の笑顔"というギネス記録があるんですよ」という無茶振りで川島がネタを披露すると、「12点! 100点満点中のね(笑)」と高嶋から厳しい評価が。名誉挽回すべく金田も一発ギャグを披露したものの、微妙な反応に「変な空気になってすみません……」とうなだれていた。
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』は、全国東宝系にてロードショー。