クリプトン・フューチャー・メディアはヤマハのVOCALOID2技術を採用したZERO-G製バーチャルシンガー「SONIKA(ソニカ)」を発表した。価格はオープンプライスで、市場予想価格は2万6,250円前後。
同製品は、甘くハイトーンな海外女性ボーカリストの歌声をベースとしたサウンドを収録。リードボーカルからハーモニー、バックキングボーカルまで幅広く活用することができる。英語話者の声/発音をデータベース化された英語版VOCALOID2ライブラリのみの搭載となるため、日本語での歌唱には非対応となるが、流暢な英語での歌唱が可能だ。他のVOCALOID2製品同様に、歌声を入力&編集するのに最適な簡単操作画面を搭載した「VOCALOID2 Editor」、VOCALOID2 Editorによって生成されたボーカルMIDIトラックをVST対応ホスト・アプリ上で再生する「VOCALOID2 VSTインストゥルメント」、通常の歌に用いられるビブラートや表情付けのテンプレートなどを搭載する。対応OSは、Windows XP / VISTA。VST2.3 / ReWire / スタンドアロン・フォーマットをサポートする。なお、日本での発売は2009年8月上旬予定。Webサイトにてデモソング(3曲)の試聴も可能だ。また、VOCALOIDソフトウェアの「LEON」、「LOLA」、「MIRIAM」、「PRIMA」、「SweetAnn」などの国内製品ユーザー向けに優待販売も実施されるとのこと。