財団法人 日本自転車普及協会は17日から2010年1月17日までの6カ月間、自転車に関するあらゆる情報を提供する複合施設「サイクルスクエア 北参道」をオープンする。

期間限定でオープンする同施設では、カフェを中心に展開しながら、自転車情報をはじめ、高級自転車の展示、大会の映像放映、ミニベロやクロスバイク、ロードバイクのレンタルサービスを提供。さらに、自転車ケア用品を無料で使えるサイクルドックや自転車に関する相談窓口"サイクルコンシェルジュサービス"を設ける。そのほか、自転車関連イベントの出演経験をもつ有識者によるセミナーイベントやアウトドアイベントも開催する予定で、7月20日には、北京パラリンピック自転車競技の金メダリスト石井雅史選手もゲストコンセルジュとして参加する。

写真上段:サイクルスクエア 北参道の外観(左)とカフェスペース(右)
写真下段:施設内展示例(左)オリジナルカフェメニュー「サイクルサラダ&シトラスソイ」(右)

「今は、空前の自転車ブームといわれ、サイクルファッションやエコロジーな乗り物としての関心も高く、当協会にとっては追い風になっております。ですが、良い面だけではなく、自転車のルール遵守ができていなかったり走行空間の整備が完全にされていなかったりと、まだ自転車が市民権を得ていないという状況です。『サイクルスクエア 北参道』では、自転車の魅力を知っていただくとともに、自転車が市民権を得るために、交通マナー向上の啓発など的確な提言を発信する起点となればと考えております」(日本自転車普及協会 常務理事 土屋一彦氏)。

愛車とともに登場した要潤

サイクルスクエア 北参道のオープンを記念して16日、俳優の要潤が来店。要は、一年前より趣味で自転車をはじめ、今では、3日に1回は自転車に乗っているというサイクリストに。鮮やかな赤が印象的な愛車については、「身体に合わせて作ったので、ロードで長く走っていても苦しくないんですよね。ライトはフォルムに邪魔にならないような小さいものを自分で付けました」とお気に入りな様子。司会者がサイクリストとしてこうだったらという要望を問うと「走行中、縁石で転びそうになったりしたので、もっと道路がフラットになったり、自転車専用ロードができればと思います」と語り、同施設開店による自転車ブームのさらなる盛り上がりに期待を込めた。

左から石川雅史選手、要潤、日本自転車普及協会の土屋一彦氏

サイクルスクエア 北参道の営業時間は平日が11時~23時、土曜・日曜・祝日が9時~21時(年中無休)、入場は無料(飲食、レンタサイクル、ボディケアは有料)。カフェメニューやレンタサイクルサービス、イベントなどの詳細情報は専用サイトを参照。