6月19日、G-SHOCKが放つワールドワイドなクラブツアー「Shock the world tour 2009」の日本での最初のパーティーが岡山で開催された。G-SHOCKの人気の高さ、音楽やファッションとの相性の良さなどを改めて認識したパーティーだった。その熱狂のパーティーの様子をレポートすることにしよう。
6.19.FRI 21:00 @RHYME イベントスタート
<20:45>
会場に到着。スタッフが今日の打ち合わせや音の調整を行っている。静かなフロアを眺めていて、後にこれが、「嵐の前の静けさ」という状態なのだということを実感する。
そうこうしているうちに、最初の来場者が姿を見せた。18歳の男性ふたり。腕にはG-SHOCKが巻かれている。
「G-SHOCK好きです」とふたりが笑顔で口を揃える。彼らが生まれる前から存在しているG-SHOCK。ブランドの歴史を改めて認識するとともに、未だに流行に敏感な若者たちの支持を得ていることに、新鮮な驚きを覚えた。
その後次第に人は増え、G-SHOCKをつけて来場した先着10名がもらえるTシャツ「PARTY岡山限定ツアーT」を手にする人が目につくようになった。
<21:22>
フロアがにぎやかになってきた。DJブースでは、地元のDJ REOが音をあやつる。まだ、バーカウンターでゆっくりとお酒を楽しむ人が多いが、フロアでは少しずつ体が揺れはじめる人も。
<22:05>
G-SHOCK DJのhobbyとDAISUKE SASAKIが登場。22時台の終わりには、後に登場する本日のスペシャルゲスト 中田ヤスタカ(capsule)がプロデュースしたPerfumeの代表曲『ポリリズム』がフロアに流れ、早くも第一次ピークを迎える。
<23:08>
23:00からはCHIBAKEN、0:00からはネコパンチが登場。フロアが地鳴りのように響いているのがわかる。DJブースとフロアの垣根が取り払われていくようだ。
<0:07>
スペシャルゲストDJ 中田ヤスタカが、スタッフ控え室に姿をあらわした。短パンにTシャツというラフなスタイルだ。ビールを飲みながら談笑するなど、リラックスした感じ。プレイが楽しみだ。
<1:00>
この日一番の大歓声とともに、中田ヤスタカがDJブースに登場。彼の選ぶ曲から、指先の動きにまで、フロア中の視線が集まる。フロアに出て写真撮影を行うことはもはや不可能だ……。
<1:52>
本家『ポリリズム』が炸裂し、本日最高潮の盛り上がり。中田ヤスタカのプレイとシンクロするように踊り狂うフロア。大音量とともに激しく揺れる様子が、移り変わる照明の光の下、スローモーションのように流れる。
イベント開催前に、「来場者には音楽だけでなくファッションなどトータル的に楽しんでほしい」と語っていた中田ヤスタカ。その言葉通り、来場者はそれぞれにおしゃれをして、音楽に没頭し、本能に身を任せて踊っている。そして多くの腕にはG-SHOCKが光る。
G-SHOCKは、ファッション、音楽、ダンスなど、あらゆるカルチャーと相性の良いブランドだと、フロアを眺めながら改めて考えていた。そして、「Shock the world tour 2009」でG-SHOCKが巻き起こすムーブメントがどのようにひろがっていくのだろうかと思いをめぐらす。
夜明けに向かって、まだまだパーティーは終わらない……。