バンダイナムコゲームスは、プレイステーション・ポータブル向けチーム連係型ハイスピードハンティング『GOD EATER (ゴッドイーター)』を2009年秋にリリースする。価格は現在のところ未定。
モンスターを「喰らう」ことでその能力を奪いパワーアップできる特殊な武器「神機」を操る「ゴッドイーター」の一員として、群れとなって襲ってくる巨大なモンスターを相手に、ハイスピードなアクションで翻弄しながら戦うハンティングゲーム『ゴッドイーター』。仲間4人とチームを組み、互いの状況をさかんに声を掛け合って伝え合いながら、倒れた仲間を復活させたり、奪ったパワーをを分け合ったりするなど、さまざまに協力し合いながら戦場を生き抜く多彩な連係プレイ要素を備えており、みんなで盛り上がることができるのが特徴となっている。
■PSP『ゴッドイーター』ストーリー概要
それは決して遠くない未来。突如現れた謎の生物「アラガミ」によって世界は「食い荒らされ」ていた。
すべてを諦め、祈り続ける人々。さけられない運命に抗い、武器をとる人々。
「アラガミ」を倒すことのできる唯一の方法、それは「アラガミ」自身の細胞を人体に連結し、兵器として操ること。
「神」に対抗する兵器「神機(ジンキ)」をたずさえ戦う彼らのことを、人は「ゴッドイーター(神を喰らうもの)」と呼んだ。
終わりのない戦いの先に、少年たちは未来を見つけ出せるのか……。
新機軸「捕喰」アクションが新たな戦略を生み出す
敵である「アラガミ」の細胞を組み込んだ、形態変化型生体武器「神機(ジンキ)」を使い、巨大な敵の集団相手に銃と剣を使い分けたスピーディーなアクションを繰り出す。各形態はボタンひとつで切り替え可能。敵との間合いや戦況に応じて、即座に切り替えて戦おう。
「捕喰」形態では、敵を「喰らう」ことで、その能力を一時的にコピーすることが可能。自分で使うだけでなく、仲間に「パス」してシェアすることで、更に能力を増幅させた一発逆転の超協力攻撃へと発展させることも可能となっている。また、「神機」は、敵から奪った素材で、自由にカスタマイズすることもできる。
■スピードと連係を加速させる「捕喰」システム
本作の大きな特徴となる「捕喰」システム。「捕喰」が成功すると、敵のアラガミ細胞が武器に取り込まれ、さまざまな能力が強化された「神機解放状態(バーストモード)」へ突入する。この際、「一定時間、自己の攻撃&運動能力が大幅にUP」「捕喰した敵の特殊攻撃を弾丸として獲得」といった2つの能力が獲得できる。
ゴッドイーターの敵「アラガミ」とは?
ゴッドイーターの敵となる「アラガミ」。ここでは、その行動特性などをチェックしてみよう。
- 肉弾戦だけでなく、様々な遠隔攻撃や非物理攻撃も展開してくる。
- 部位を破壊することでレアな素材を獲得できる。
- 「怒り」「怯み」などのほか、プレイヤー毎に「嫌悪度」を持ち、能動的に行動する思考を持っている。
- 能力や見た目の異なる変異種も多数存在する。
- フィールドやミッションごとに異なる行動特性を持っている。
- 複数の個体が徒党を組んで戦略的に襲ってくるミッションも多数。
PSP『ゴッドイーター』は完全同期型の通信プレイのため、これまでザコとして無視されてきた中・小型の敵集団(最大同時8体)もチーム共通の脅威になりえる。並み居る強敵に囲まれる絶望的な状況を切り抜ける緊張感と戦略性。それが『ゴッドイーター』が実現する「集団 VS 集団」の戦場のリアリティなのだ。
「アラガミ」には、先にも述べたとおり、変異種が多数存在。大小もあわせると数十種にもおよぶ。今回はその中から基本種3種を紹介しよう。
■ヴァジュラ
トラ型の大型アラガミ。背中のマント状の部位を広げて帯電することで発生させる強力な雷攻撃を得意としている。逆にマントで隠している背中が弱点という情報があるが、普段は硬く閉ざされているため狙うのは至難の技。驚異的な脚力での大ジャンプなど、巨体からは想像できない俊敏な動きでゴッドイーターたちを翻弄する強敵である。
■サリエル
死の天使の名を冠する邪眼の女王。優美だが奇怪な形状の大型アラガミ。額の邪眼から強力な光線を放ち、プレイヤーに大ダメージを与えるほか、数々の病を引き起こす。常に空中を踊るように浮遊しているため、初級者では攻撃をあてるのも困難。邪眼を射撃することで敵の動きを止めることができるが、強力なホーミング性能をもった光線をかいくぐりながらの射撃は実に困難。射撃の腕に自身が無ければ避けるべき相手だろう。
■ボルグ・カムラン
巨大な尾針が目を引くサソリの騎士。尻尾を振り回す広範囲の攻撃や、素早い動きからのジャンプ攻撃など、多彩な動きと堅牢な両腕の盾での防御を駆使した戦いを挑んでくる。重心が上にあるため、攻撃も尻尾や頭部をねらった正確なアクションが要求される。足元にもぐりこんでの斬撃でダウンを狙うことができるが、視界の悪い状況下で常に敵の動きを把握しておかなければ、深刻な反撃を受けてしまう。どこかに巨大な口を隠し持っているという情報が報告されているが、普段は露出することは滅多にないといわれている。
PSP『ゴッドイーター』の登場キャラクターをチェック
新米GEとして「フェンリル極東支部」に派遣されてくる主人公。そこにはさまざまな境遇を背負ったゴッドイーターの仲間たちがいた。本作では、主人公たちを巻き込む巨大な事件と陰謀をとおして、彼らの活躍と苦悩、そして成長を描く壮大なストーリーが用意されている。なお、キャラクターデザインは曽我部修司氏とバンダイナムコゲームスの板倉耕一氏が担当している。
■主人公
ゴッドイーターの拠点であるフェンリル極東支部より、『新型』神機の適合者として招聘される。多くのゴッドイーターとともにアラガミ討伐の任務をこなしていく中で、仲間との絆を深めながら、巨大な陰謀にまきこまれていくことになる。
■リンドウ (cv. 平田広明)
主人公が入隊する第一部隊のリーダー。冷静な判断力と行動力を兼ね備えた人物だが、普段はチームの隊員相手に軽口ばかり叩いている。ある重大な秘密を握り、独り隠密行動にでるが……。
■ソーマ (cv. 中井和哉)
18歳という若さで、すでにゴッドイーターとしては古株の少年。常に無口で他人と交わることを嫌う。ほかのゴッドイーターとは異なる超人的能力を持っているが、本人はそれを疎んでいるようにも見える。その裏には彼の出生の秘密が絡んでいるようだ。
■アリサ (cv .坂本真綾)
ロシア支部から赴任してくる「新型」ゴッドイーターの少女。新型としてのプライドが高く、成績も申し分ないが、ときおり精神的な不安定さをみせることがある。彼女が引鉄をひいた一発の銃弾が、一つの事件の発端となる。
■コウタ (cv. 阪口大助)
主人公と同じ日にフェンリル極東支部に招聘された少年。常に明るく振舞う部隊のムードメーカー的存在。ただし勉強は苦手でアリサにはバカにされてばかり。近郊の居住区に母親と妹が住んでおり、休暇がもらえるたびにお土産を持って帰る家族思いの一面もある。
■サクヤ (cv. 大原さやか)
落ち着いた物腰でみんなをまとめる、頼れる先輩隊員。責任感が強く行動力もあるが、それは密かに憧れ続けたリンドウの影響によるところが大きいようだ。とある事件をきっかけに、彼女もまた大きな苦悩と選択を迫られることになる……。
PSP『ゴッドイーター』を手がける「PROJECT G.E.」は、「テイルズオブ」シリーズや「ゼノサーガ」で知られる制作プロデューサーの岡本進一郎氏のもと、バンダイナムコゲームスの精鋭チームとゲーム制作会社シフト(『Xai』『ピポサルアカデミ~ア』シリーズ)のタッグによる徹底した作りこみを行っている。さらに、音楽担当の椎名豪氏やキャラクターイラストレーションの曽我部修司氏といった実力派クリエイターが集結し、作品世界を大いに盛り上げていく。
ゲームタイトル | GOD EATER (ゴッドイーター) |
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対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
ジャンル | チーム連係型ハイスピードハンティング |
発売予定日 | 2009年秋 |
価格 | 未定 |
審査予定 |
(C)NBGI |