6コアOpteronのダイ

米AMDは、7月13日付け(現地時間)でCPU製品の価格改定を行った。同日発表された6コアOpteronの性能最適化版(SE)や低消費電力版(HE)の追加、そして前回の価格改定以降に追加されたAM3向けCPUの価格公開、そのほかPhenom X4などAM2向けCPUでの価格改定および製品リストからの抹消が行われている。

サーバ・ワークステーション向けのOpteronでは、6コアの性能最適化版Opteron 8439 SE/2439 SE、低消費電力版のOpteron 8425 HE/2425 HE/2423 HEが追加された。Opteron 8439 SEの価格は2649ドル(以下、価格は全て1000個ロット時の単価)、同8425 HEは1514ドル、同2439 SEは1019ドル、同2425 HEは523ドル、同2423 HEは455ドル。現時点の価格表では、Opteronのデュアルコアモデルが抹消されており、全てがクアッドコア以上のモデルとなっている。

デスクトップ向けのプロセッサでは、前回の価格改定以降に発表されたAM3向けCPUが追加されている。Phenom II X4 905eが195ドル、Phenom II X3 705eが125ドル、Phenom II X2 550 Black Editionが102ドル、Athlon II X2 250が87ドルなど。基本的には発表当時に公表された価格と変わらないものと思われる。AM2向けCPUで価格改定のあった製品は Phenom X4 9950 Black Editionが173ドルから153ドルへ、同9850 Black Editionが163ドルから153ドルへ、同9650が142ドルから122ドルへ、Phenom X3 8650が101ドルから79ドルへと10ドルから最大22ドル値下げされている。そのほかAthlon X2 5600も69ドルから62ドルへとわずかに値下げされている。

また、いくつかリストから抹消された製品もある。Phenom X3では8750 Black Editonと8750通常版がともに抹消、Athlon X2では7750のBlack Editionが取れ、79ドルから60ドルへと値下げ、また、Athlon X2の6000および5400が抹消となった。