ジャングルジム、千葉県グローバル歯科、PKBソリューションは15日、患者が携帯電話で治療記録を確認できるなどの機能を持つ歯科クリニック向けツール『ケータイ歯科手帳』の提供を開始したと発表した。
「ケータイ歯科手帳」は、歯科クリニック向けに開発された、患者が携帯電話を利用して治療記録閲覧を可能にするモバイルASPサービス。治療記録が確認できるほか、定期検診予約日の事前お知らせメールの自動送信や、携帯電話を利用した歯の健康に関するモバイルイベントを提供することもできる。
患者が治療記録を見るための手続きは簡単で、フェリカリーダーやQRコードを利用することにより、「最短3クリックで利用を始めることができる」(ジャングルジム、千葉県グローバル歯科、PKBソリューション)。
また患者用のマイページ内では、治療中の歯のイラスト画像、生活習慣アンケートの回答、検診予約日の確認・申し込みなどが行える。歯科クリニックがASPサービス申し込み時に写真掲載機能(オプション設定)を申し込めば、診療中に撮影した写真画像を患者に提供することも可能となっている。
歯科側の日々のシステム運用においては、主に使う画面の90%以上はマウス操作だけで操作が可能。また、レセコン(レセプトコンピュータ)での不便さを感じる歯科記号の操作や、定型文面の操作感は「もっともこだわった部分」(ジャングルジム、千葉県グローバル歯科、PKBソリューション)となっており、各クリニックごとに専用記号などを利用することができるようになっている。
初期導入費用は30万円(税別)で、月額利用料は5万円(税別)となっている。