パナソニックは13日、卓上型食器洗い乾燥機「NP-TR1」「NP-TM2」を発表した。発売は9月1日を予定しており、価格はオープン。市場価格はNP-TR1が8万5,000円前後、NP-TM2が7万円前後と予想される。

食器の量や汚れ具合によって、自動的に節水、節電を行う「NP-TR1」

NP-TR1/TM2は、昨年9月1日に発売された「NP-TS1」「NP-TM1」の後継となる6人用の卓上食器洗い乾燥機。NP-TR1は、パワー除菌ミストなどを搭載するハイグレードモデルで、NP-TM2はスタンダードモデル。パワー除菌ミストは、高濃度の洗浄液を超音波によってミスト状にし、庫内に充満させることで、汚れを浮かすというもので、洗剤に含まれる酵素の力で汚れを溶かす効果も発揮する。

新モデルの最大の特徴となっているのが、「ダブルセンサー制御機能」の搭載。従来、同社の食器洗い乾燥機で標準コースを使用した場合、庫内にセットした食器の量にかかわらず、同じ水の量を使用していた。もちろん、食器の量が少ない場合には(21点以下)には少量コース、食器の量は多いが汚れ自体はたいしたことがない場合にはスピーディコースといったように、ユーザーがコースを選択することで、使用する水の量や運転時間(消費電力量)を抑えることは可能だったが、毎回、どのくらいの量か、どのくらい汚れているのかをユーザーが判断するというのは、やはり、手間だといえるだろう。NP-TR1に搭載されているダブルセンサーは、初期の汚れを検知するための光センサーと、洗浄水の温度変化から食器の量を検出する温度センサーの組み合わせ。食器の量が少なかったり、汚れが少ないときには、すすぎの時間や回数、過熱すすぎの温度と乾燥時間をコントロールすることで、自動的に使用する水の量や運転時間を抑えることが可能となる。

スタンダードモデルのNP-TM2には、パワー除菌ミスト、ダブルセンサー制御機能は搭載されていないが、昨年モデルとは異なり、ハイグレードモデルと同様の低騒音設計となっており、50Hz地域では約36dB、60Hz地域でも約38dBの運転音となっている。