ネットマーケティングのアイシェアは13日、「コンビニ見切り品に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、6月22日に公正取引委員会がセブンイレブンの「見切り販売」規制に対して排除命令を出したことを受け、翌23日~26日に実施。20代から40代の男女549人から有効回答があった。
同調査結果によると、「スーパーで賞味期限の近い見切り品の惣菜や弁当などを買うことがあるか」に「ある」と回答したのは73.4%。「コンビニの見切り品を値引き販売していたら買うと思うか」についても、「買うと思う」は77.4%に上った。「コンビニなどでお弁当などは買わない」とした90人(16.4%)を除くと、「買うと思う」人は9割を超えている。
ここまで"歓迎派"が多いと「コンビニで見切り品を販売したら定価の商品が売れなくなるのでは」という懸念が浮上してくる。そこで同調査ではコンビニの見切り品を「買うと思う」とした人に、「見切り品の中にほしいものがなかったらどうするか」を尋ねている。その結果「定価で好きな商品を買う」との回答は77.4%にも達し、「定価では買いたくないのであきらめる」は22.6%にとどまった。見切り販売をすることで、"ついで買い"をするケースが増えることが予想できる結果となった。
また、コンビニでの見切り品販売をすることで、そのコンビニに悪いイメージを持つかどうかを尋ねた質問でも「悪いイメージを持つ」はわずか2.4%で、「変わらない」が64.7%、「良くなる」が33.0%という結果に。コンビニでの「見切り販売」はほとんどの消費者に問題なく受け入れられるものとなりそうだ。