トレンドマイクロは13日、同社Webサイト上において、セキュリティに関する4つの実話を基に作成されたショートムービーを公開。映像を通じて、サイバー犯罪手口を公開することで、不正プログラムによる感染の抑止を呼びかける。あわせて、Webサイト上にて不正プログラム感染被害体験も募集している。
「サイバー犯罪者たちの告白」では、「セキュリティソフト詐欺」/「豚インフルエンザ情報でパソコン乗っ取り」/「メモリーカードで無差別テロ」/「犯罪地獄に変わったオークションサイト」の4本のショートムービーが公開されており、実際にあった事例を基に構成されたムービーとなっている。ショートムービーでは、路上駐車の車に駐車違反のシールを貼りWebへと誘導してウイルスに感染する手口、家電量販店のデジタルプリント注文機を利用して次々と不正プログラムに感染させる手口、偽オークションサイトでIDを搾取し、架空出品や代金をだまし取る手法などが紹介。
ムービーの中で出てくる"マルウェア"や"キーロガー"、"ボットネット"などのセキュリティ上のキーワードも映像に合わせて表示させることも可能で、セキュリティの関わる知識を学びながらサイバー犯罪の事例を体感できる。ムービーには、「PIE」「EGG」「SHOES」の3つのアイテムが設置されており、腹立たしいサイバー犯罪者には、これらを投げつけることも可能。