毒舌キャラで人気のお笑い芸人・有吉弘行が新書『嫌われない毒舌のすすめ』(790円 KKベストセラーズ刊)を出版し、12日、東京・新宿の紀伊国屋書店で発売記念イベントを行った。
8日に発売された同書は、"上司や先輩に取り入り、後輩をたらし込んで転がす逆説的な処世術入門"をテーマに、職場や人間関係に悩む人たちに向けての実用的な新書。有吉らしい人間関係を円滑にしてくれるための毒舌の活用法などについて、笑いのエピソードを散りばめながら、たっぷりと解説している。本の出版について有吉は「出版社を騙しきったなって感じですね(笑)」とうそぶきながらも、「本が出るということは、なかなか良い事が書いてあるんだなという感じもします。まあ、詐欺のテクニックが載ってますよ(笑)。僕の再ブレイクにつながったことや僕自身が経験したことを書かせていただきました」と解説した。
テレビ番組での毒舌や出演者にあだ名を付けて再ブレイクを果たした有吉だが、マスコミに対してはいたって低姿勢で「マスコミさんの怖さを知っていますので(笑)。タレントにはいくら嫌われてもいいんですけど、マスコミの方に毒舌を要求されてもここだけは駄目だと思っています。それで潰されたようなものですから(笑)」と自虐気味。それでも「本当にマスコミさんは強いですからね~。いいご身分ですよ!」と最後には"毒舌男"の本分をチラリと覗かせていた。