米T-Mobile USAは7月8日(現地時間)、同社Android携帯第2弾となる「T-Mobile myTouch 3G」の予約受付開始を発表した。7月8~28日までに公式サイトを通じて申し込みを行ったユーザーには、8月5日の一般発売前に端末が手元に届く特典がある。

また米BetaNewsなどの報道によれば、T-Mobileは今年末までにさらに2つのAndroid携帯を市場に投入する計画があるという。

myTouch 3Gは、「HTC Magic」の名称で台湾HTCから供給されている端末をベースにしており、SherpaというソフトウェアでT-Mobileが独自の拡張が行われている点が特徴。日本ではHTC Magicをベースにしたスマートフォンが「HT-03A」の名称で7月10日よりNTTドコモから発売される。

T-MobileではmyTouch 3Gの発売に先立ち、8日に米ニューヨーク市内で報道関係者向けのイベントを開催している。前述のBetaNewsのレポートも同イベントでの米T-Mobile CTO Cole Brodman氏のコメントを元にしたもので、同氏によればmyTouch 3Gとは別のAndroid端末2機種を年末にリリースする計画があり、しかもHTCが先日発表したばかりのAndroid携帯第3弾「HTC Hero」はそれには含まれていないという。つまりHTC以外の端末の供給元があるということを意味しており、年末までにAndroid端末投入計画の噂のある米Motorola、韓Samsung、英Sony Ericssonなどが候補に挙がってくることになる。

2008年9月に同じくニューヨークで開催された初代Android携帯「T-Mobile G1」の発表会の様子。会場にはAndroid開発責任者のAndy Rubin氏をはじめ、Google創業者のLarry Page氏とSergey Brin氏も登場し、たいへん盛況だった