今のところオリンパス製のマイクロフォーサーズレンズは2本のみだが、すでに発売されているパナソニック製のマイクロフォーサーズレンズももちろん使用できる。他社レンズをそのまま利用できることは、オープン規格ならではのメリットだ。

[LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S./ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 140mm(280mm相当) / マニュアル(F5.8、1/40秒) / ISO 1600 / WB:太陽光]

[LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH./ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 7mm(14mm相当) / 絞り優先AE(F5、1/10秒) / ISO 800 / WB:太陽光]

フォーサーズのマクロレンズ「ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro」を装着。小型軽量レンズなので、E-P1とのバランスはいい

フォーサーズの標準ズーム「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」を装着。ボディに対してレンズがかなり大きく感じる

銀塩時代のマニュアルフォーカスレンズ「OM 50mm F1.8」を装着。MFでの操作時は、ライブビュー画面の拡大表示機能が役立つ

マイクロフォーサーズやフォーサーズ以外のレンズを装着した場合は、手ブレ補正の設定画面から焦点距離を入力しておく

さらにマウントアダプターを利用することで、マイクロフォーサーズ以外のさまざまな交換レンズが使えることもE-P1の魅力のひとつ。装着レンズの焦点距離を入力することで、ボディ内手ブレ補正機構もしっかりと作動する。以下の写真は、純正のマウントアダプター「MMF-1」を経由して装着したフォーサーズレンズ、および「MF-2」経由で装着したOMレンズによるものだ。なお、コントラストAF非対応のフォーサーズレンズでも、AFスピードは低下するが、E-P1ではコントラストAFが作動する。

トータルとしては、各種機能の細かい操作性に不満が残るが、携帯性に優れたコンパクトボディと、小型軽量ながら高画質を得られる点は大いに気に入った。ファインダーがないので、スポーツなどの動きの激しいシーンを連写する用途には向かない。ボディバランスが悪くなるので望遠レンズでの撮影にも不向き。だが、旅行や町歩きなど気軽なスナップを、コンパクトデジカメ以上の高画質で撮りたい人には最適だ。何でもできる万能機ではないが、使い込めば使い込むほど、撮ることが楽しくなるカメラだ。

[ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 35mm(70mm相当) / マニュアル(F14、1/2秒) / ISO 320 / WB:ワンタッチ]

[ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 8mm(16mm相当) / 絞り優先AE(F8、1/400秒) / ISO 100 / WB:太陽光]

[ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 45mm(90mm相当) / 絞り優先AE(F8、1/4000秒) / ISO 200 / WB:太陽光]

[ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 14mm(28mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/20秒) / ISO 400 / WB:太陽光]

[ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 29mm(58mm相当) / 絞り優先AE(F4、1/800秒) / ISO 100 / WB:オート]

[OM 50mm F1.8/ Large Fine(JPEG) / 4:3(4032×3024) / 50mm(100mm相当) / 絞り優先AE / ISO 100 / WB:オート]