楽天リサーチはこのほど、夏のレジャーに関するインターネット調査の結果を発表した。6月24日~25日に行った同調査は、約166万人の楽天リサーチ登録モニターの中から、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に実施。

昨年の夏(7~9月)と今年の夏の休暇の過ごし方に関する問いに、「宿泊を伴う国内旅行」と答えた人の割合は昨年の35.8%に対し、今年はもっとも高い8月でも22%止まり。「海外旅行」においても昨年の7.8%に対し、今年は4.9%(9月)となっており、近場で安く余暇を楽しもうという意識の高まりがうかがえる。

さらに今年の夏は「どこにも出かけず"巣ごもる"」と答えた人が、7月で47.3%、8月で33.0%、9月においては48.7%と半数近くになっており、不況の影響から9月の大型連休もレジャーは低調との様子が見受けられる結果となった。

今年の夏(7月~9月)の休暇予定について
提供:楽天リサーチ

続く「レジャーに費やす予算」に関する問いでは、5万円未満が50.5%と約半数を占め、性別、年代別に見ると、男性では40代の「5万円~10万円未満」が35.1%と最多数、女性では30代の「1万円~3万円未満」が34.1%で最多数となっている。お金を使わずに過ごそうという意識の高さがここでも感じられる。

今年の夏のレジャーに費やす予算について(宿泊・交通費込み・一人当たり)
提供:楽天リサーチ

夏のレジャーに出かけない派に意見を問うと、理由としてもっとも多かったのは「お金がない・節約のため」(54.9%)、さらに「どこも混雑するから」(36.7%)、「行きたいところがない」(17.7%)と続いた。

「何をして過ごすか」の問いでは、男性は「DVD映画鑑賞」(26.2%)、「仕事をする」(24.6%)の答えが、女性は「日ごろできない家の掃除」(27.0%)の答えが多く見られ、男女間で余暇の使い方における相違が感じられる結果となった。