ソニーは9日、スピーカーシステム「7700シリーズ」を発表した。シリーズのラインナップは、3way4スピーカーのトールボーイ型スピーカー「SS-F7700」、センタースピーカー「SS-CN7700」、サラウンドスピーカー「SS-SR7700」、アクティブサブウーファー「SA-W7700」、2Wayブックシェルフ型スピーカー「SS-B7700」の5製品。発売日は、SS-B7700のみ11月20日で、他の4製品は8月10日を予定している。価格は、SS-F7700が5万4,600円(2台1組)、SS-CN7700が1万2,600円、SS-SR7700が8,400円(2台1組)、SA-W7700が2万5,200円、SS-B7700が2万5,200円となっている。

スタイリッシュなトールボーイスピーカー「SS-F7700」をコアとする、5.1chスピーカー「7700」シリーズ

SS-F7700は、幅265mm×高さ1,070mm×奥行き280mmのトールボーイスタイルを採用するモデル。使用されているユニットとして、振動板にハイブリッド素材を採用する25mmバランスドーム型の「新・ナノファイントゥイーター」のほか、ミッドレンジはケブラー入りHOP((ハイリー・オリエンテッド・ポリオレフィン)を振動板に採用した100mmコーン型、ウーファーはMRC振動板を使用した100mmコーン型ユニットをダブルで搭載する。これらのユニットの振動板は、同じく同社で販売するトールボーイ型スピーカー「SS-F6000」と同じ素材が用いられているが、7700シリーズは、SS-F6000とはまったく別系統の新モデルということで、ユニット自体はすべて新設計。再生周波数の上限も、SS-F6000では50kHzとなっていたが、SS-F7700では70kHzとなっている。なお、バスレフ型のキャビネット部分には、同社のスピーカーのフラッグシップモデル「AR」シリーズの設計思想が取り入れられているとのことだ。

SS-CN7700は、幅430mm×高さ87mm×奥行き95mmの薄型スピーカーで、70mmフルレンジユニットを2本使用したバスレフ型スピーカー。SS-SR7700は70mmフルレンジユニットを1本搭載したバスレフ型スピーカーとなっている。SS-B7700は、SS-F7700と同じ25mmの新・ナノファイントゥイーターに、ケブラー入りHOP振動板を採用した100mmウーファーの組み合わせ。サラウンド用としても、またはブックシェルフタイプのフロントスピーカーとしても使用可能だ。SA-W7700は、実用最大出力100Wのパワーアンプを内蔵するアクティブサブウーファー。使用されているユニットは250mmコーン型。ハイカット周波数は50Hz~200Hzで調整可能だ。

デザイン面では、同社のBDレコーダーや液晶テレビ「BRAVIA」シリーズとマッチするシンプルなスタイルを採用。SS-F7700/CN7700/B7700では、キャビネットにピアノ塗装仕上げも施されている。