ReactOS開発チームは5日 (米国時間)、Windows NT系OS互換のフリーなOS「ReactOS 0.3.10」をリリースした。Webサイトでは、x86マシン実機で動作するインストールCD / ライブCDのほか、仮想化ソフトのQEMUとVMwareに対応したディスクイメージが公開されている。
今回のバージョンでは、Universal ATAドライバを標準のディスクドライバとして採用。その結果、シリアルATAボリュームおよび容量が8GB以上のパーティションを、直接ReactOSで扱うことが可能になった。USBスタックの改良も進められ、USBキーボード / マウスの互換性が向上した。動作対象のネットワークカードが20種追加されたほか、Windowsの「ペイント」と似た機能を備えるグラフィックソフトが新たに同梱されている。