エイチ・アイ・エス(H.I.S.)はこのほど、夏の海外旅行動向調査の結果を発表した。同調査はH.I.Sの海外旅行ツアーと海外航空券(7月18日~9月30日出発分)の予約状況から、人気の旅行先などをまとめたもの。

調査によると、今年は燃油サーチャージが無料化、または大幅値下げとなったことなどの影響で、全般に海外旅行は好調。7月1日時点で、前年同日比116%の予約数となっている。

人気渡航先は、1位のハワイの、3位のグアムなど、家族連れで楽しめるビーチリゾートや、手軽に行けるソウル(2位)が相変わらずの人気。その一報で、原油価格の下落で燃油サーチャージの撤廃や航空各社の大幅値下げで「値ごろ感」が上がったヨーロッパが前年同日比で2割増と好調。昨年14位だったパリが今年は8位に、同11位だったロンドンが今年は10位にランクインした。そのほか、人気渡航先は以下の表の通り。

人気予約渡航先(2009年7月1日現在)

順位 7月18日~9月30日出発総合 2008年順位
1位 ホノルル 3位
2位 ソウル 1位
3位 グアム 2位
4位 バリ島 8位
5位 バンコク 4位
6位 台北 6位
7位 上海 5位
8位 パリ 14位
9位 香港 7位
10位 ロンドン 11位

また、人気出発日では、9月19日~23日のシルバーウィークの人気が高く、連休初日の19日が人気出発日1位となったほか、18日、20日もそれぞれ2位、4位に入った。9月出発全体の人気も高まり、前年同日比で予約数は112%となっている。逆に込み合っているイメージの強い8月は「前年並み」とのことで、同社では「比較的希望の日程で旅行がしやすく、シルバーウィークと比較すると(8月に)お得な商品も登場しており、価格的にも日程的にも8月の旅行が狙い目」としている。