最後に、エプソン販売 プロダクトマーケティング部 部長 宮西徳郎氏が販売展開について説明した。
ターゲットとなる飲食業などでは、POP印刷を行いたい、コストダウンしたいという課題がある(2009年3月エプソン販売調査結果より)。その答えとして「LP-S9000」では、高速出力によるオンデマンド印刷、メンテナンスを含めたランニングコストの削減、金赤に近い赤色の再現性、高耐久性という価値を提供することで、アプローチしていくとした。特にコストに関しては、定期交換部品を自分で交換できるようにしたこと、部品の価格を下げることでコスト削減をしている。さらに、環境推進トナーを設定することでランニングコストをカラーで11.5円まで下げた。
文教市場向けでは、小中学校への展開を推進。時間割、表彰状など実際の学校で使われている校内掲示物などをテンプレート化し、385種類のテンプレートと227種類のイラストデータを用意した「学校向け活用BOX」セットモデルとして展開するとした。官庁や自治体向けには、ランニングコストの削減を軸にリプレイス、「かんたん設定 for Office」による印刷枚数の削減を提案していくとした。
販促部隊として、ダイレクトアプローチ部隊を用意。特販部隊とMA営業部隊があり、特販部隊は小売流通業向けにお客のニーズを吸い上げを行い、MA営業部隊は大企業を中心に販売促進を行う。ただし、エプソン自体は直販はせず、最終的には販売店から買ってもらうようにするとのことだ。