エルザジャパンは2日、低消費電力版のNVIDIA GeForce 9800 GTを搭載するグラフィックスカードに、冷却ユニットを1スロットサイズとし、カード長も短くコンパクトになった新モデル「ELSA GLADIAC 998 GT SP」を発表した。今週末より出荷を開始する。価格はオープンだが、店頭予想価格は15,000円前後。

「ELSA GLADIAC 998 GT SP」

通常版のGeForce 9800 GTカードでは110Wだった消費電力を、最大75Wまで低減し、補助電源コネクタも不要となった省電力モデル。さらに、従来モデルと比較してカード長を30mm削減し(全長198mm)、同社オリジナルの1スロット冷却ユニットも採用。これらにより、高性能カードながら、コンパクトPCなどへの導入も比較的容易となっている。

主な仕様は、ストリームプロセッサ数が112基、コアクロックが550MHz、シェーダクロックが1,375MHz、メモリクロックが900MHz(データレート1,800MHz)。メモリタイプはGDDR3 SDRAMで、容量は512MB、接続バス幅は256bit。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express (2.0) x16。出力端子はDVI-I×2(デュアルリンク、HDCP対応)で、DVI→HDMIとDVI→D-Subの変換アダプタも付属する。