8月8日から甲子園球場で開幕する「第91回全国高校野球選手権大会」。朝日放送・テレビ朝日系列で放送される本大会中継および関連番組の記者会見が1日、大阪・朝日放送で行われ、今年の熱戦を伝えるキャスターと統一テーマ曲が発表された。

左から、本間智恵アナウンサー、栗山英樹、長島三奈、秦基博

今年の高校野球を盛り上げる"顔"となるナビゲーターを務めるのは、元プロ野球選手でスポーツキャスターの栗山英樹。本大会中継や『熱闘甲子園』、地方大会の模様を伝える『速報! 甲子園への道』(7月21日~)などに出演する。高校時代、地方大会で敗退して甲子園に出場できなかったという栗山は「今回、高校野球に携わることができて僕のひとつの夢が叶いました。出られなかったぶん、甲子園への思いは強いんです。プロ野球現役時代も試合で甲子園に来ただけでうれしかったほどで(笑)。選手に負けないよう、今年の高校野球を命がけで伝えていきたいと思っています」と思い入れたっぷりに抱負を語っていた。

甲子園球児を尊敬するあまり「年下だけど"さん"付けで呼んでしまう」と笑う栗山

統一テーマ曲の担当は「僕の中で"出場"と呼んでます(笑)」という元野球少年の秦

そして、本大会中継をはじめすべての関連番組、PRスポットなどで流れる統一テーマ曲は、秦基博の書き下ろしナンバー『Halation』。昨年のテーマ曲を担当したスペシャルユニット"福耳"にもボーカリストとして参加していた秦は「思いもよらない2年連続"出場"(笑)」と喜びを語り、「自分も昔はリトルリーグに所属していたことがあり、野球が好きなので気合いを入れて書きました」とこちらも思い入れ十分。昨年、甲子園での生観戦も経験したそうだが、そのときの感動が曲作りにも生かされたよう。秦は「夏のまばゆい日差しや光の中で、球児たちがそれ以上に強い輝きを放っていると感じました。光が溢れる中で、目指すものを掴もうとする高校球児たちのがむしゃらで熱い思いを曲に込めた」と明かしていた。

長島は球児たちの取材に飛び回る日々も「楽しくて仕事という感じがしないんです」と笑顔

今年も"甲子園"を担当することを同期アナ2人に「うらやましがられてます」と本間アナ

また、『熱闘甲子園』のキャスターは今年で11回目の登板となる長島三奈が、『速報! 甲子園への道』のキャスターは昨年アルプススタンドのリポーターを務めたテレビ朝日入社2年目の本間智恵アナウンサーが担当。長島は「11回やらせていただいても、出会う選手たちの表情は毎年違う。今年も選手たちの一瞬一瞬の姿を『熱闘甲子園』ですべて伝えていければと思っています」と、本間アナは「昨年は同期の女性アナウンサー3人でリポートを担当して、『青春だな~』と今でも3人で語り合うほど熱い日々を送りました。今年は成長した姿も見ていただきながら、球児たちの熱い思いをお伝えしたい」と意気込んでいた。