損保ジャパンDIY生命保険は2日、サラリーマン世帯の主婦500名を対象に行った「2009年夏のボーナスと家計の実態調査」をまとめた。同調査は、全国20~50代のサラリーマン世帯の主婦500名(平均年齢39.6歳)を対象に、6月12日~15日にかけて行われた。
ボーナスの平均手取り額は「50~75万円未満」(33.6%)が最も多く、次いで「25~50万円未満」(27.0%)、「75~100万円未満」(13.4%)と続いた。平均手取り額は65.5万円で、昨夏と比較すると約10万円も減少しているとのこと。特に減少が顕著な年代は30代で、昨夏の70.8万円から47.0万円と23.8万円も下がった。
昨夏よりボーナスが「減った」と回答したのは全体の53.6%を占めた。ボーナスの使い道トップ3は「預貯金」(51.6%)、「生活費の補填」(35.4%)、「ローン・クレジットの支払い」(31.2%)だった。
昨夏より減ったと回答した人に対し、ボーナスが減って諦めたことについて挙げてもらったところ、最も多かったのは「プチ贅沢」(17.5%)、このほか「国内旅行」(16.4%)、「海外旅行」(15.3%)などが挙げられた。ランクを下げて行ったこととして最も多かったのは「衣料品の購入」(16.8%)で、「ボーナス額の減少も、最近のファストファッションブームの後押しになっているのかもしれません」(損保ジャパンDIY生命保険)。
ボーナスの中から夫に渡した小遣い額の平均額は9.8万円。昨夏平均の12.3万円から約2割の減額となっている。また「渡さない」は昨夏の41.0%から48.0%に増加した。年代別では、20代の60.8%が「渡さない」としている。一方、妻がボーナスの中からもらった額は平均で7.0万円。また73.0%が「もらわない」と答えた。損保ジャパンDIY生命保険は「今年は多くの課程に夫婦共に我慢の夏になっているようです」と結論づけている。