6月27日、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が全国劇場にて公開となった。マイコミジャーナルでも多数の関連ニュースをお届けしている本作だが、この記事では東京都内の主要公開館であり、公開記念イベント「第3新歌舞伎町宣言」が劇場前で行われた新宿ミラノ座の初日の模様をお届けする。一般の観客と同じ立場から「当日の現場はどうだったの?」という疑問にお答えしたいと思う。
始発で現地に駆けつけてまず目に入ったのは、劇場前で公開を待つ700人以上の列。劇場脇の階段から、西武新宿駅近辺まで及ぶ大行列となっており、公開を待つファンの熱気をまざまざと感じさせてくれた。とりあえず先頭付近や劇場前広場の様子を撮影し、さっそく行列の最後尾に。
筆者が並んだ場所の前には800人ほどいたはずだが、午前6時の開場に続いて、入場列の消化もスムーズに進み、20分ほどで新宿ミラノ1の劇場内へ。上映は8時15分からなので、あと約2時間はゆっくり待つばかり……と落ち着く間もなく、劇場内はパンフレットやグッズを購入するための列で早くも大混雑に! パンフレットの購入列は比較的消化が早かったものの、グッズの行列は館内の廊下と階段をフルに往復するほどの長さに。案の定、列の消化は2時間では足りず、列の後ろのほうでは、やむなく冒頭の鑑賞をあきらめてグッズを確保するお客さんの姿も……。
そして8時15分。前作『序』の公開から665日を経て、ついに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が満場の拍手とともに上映開始となった。これから観る人も多いはずなので、内容は「観てのお楽しみ」としか言えないが、オリジナル展開に突入すると事前にアナウンスされていただけあって、新たなエヴァンゲリオンや未知の使徒など、『破』ならではの新要素が目白押し。「新劇場版」では待望の初登場となるアスカや、新キャラ・マリの活躍も期待どおりに用意されているので、未見の人は大いに楽しみにしておいてほしい。
今回場内でとくに印象的だったのが、鑑賞後の語り合う声の大きさ。そのどよめきは、テレビシリーズの内容に近い『序』の上映後とは比較にならないほどで、エンドクレジットが流れている最中からも「***ってなに!?」「***がすごかった!」という声に場内が包まれていたのが非常に印象的だった。
後日発表された、新宿ミラノ1の初日の動員数は5,294人。これは全1,046席×5回上映=5,230人という席数を上回る数値で、終日満席の上に立ち見客も多数出たことを示している。さらに翌28日の動員数はこれをも上回る5,408人を記録。この2日間の驚異的な熱狂ぶりが数字の上でもうかがえる。7月3日には前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のTV版が金曜ロードショーで放映ということで、今週末もさらなる盛り上がりが期待できそうだ。まだ観ていないという人も、もう一度観ようという人も、ぜひ劇場に足を運んで、存分に語り合ってほしい。
ちなみに2年前の『序』公開時の劇場前はこんな感じ。中央のシネシティ広場がぽっかりと空いているものの、こちらもすごい行列 |
シネシティ前で営業中のマリオンクレープでは「特務機関NERV職員専用携帯食」と題してオリジナルクレープを展開 |
いつもはクレープのサンプルが並ぶディスプレイスペースも、キャンペーン中はフィギュアがズラリ |
メニューはマンゴソースの零号機、ブドウゼリーの初号機、イチゴソースの2号機の3種類。反射で見づらくてすみません |
人気は初号機と2号機とのことなので、初号機をオーダー。見事にパープルカラーです。包装ペーパーは待ち受け画像のQRコード入り |
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※記事の一部を修正・削除しております(7月2日)