ハーマンインターナショナルは1日、JBLブランドのカーオーディオ用スピーカー「トレードインPJ」シリーズの新モデル「PJ62C」「PJ62」を発表した。発売は7月となっており、価格はPJ62Cが3万6,000円、PJ62が2万7,000円。

純正カーオーディオのスピーカーをアップグレードする「トレードインPJ」シリーズの新モデル「PJ62C」

コアキシャルタイプの「PJ62」もラインナップされる

同シリーズは、純正カーオーディオに採用されているスピーカーを置き換えることで、そのサウンドをグレードアップするという製品。PJ62CはPS62Cの、そしてPJ62はPS62の、それぞれ後継モデルとなる。PJ62Cはウーファーとツイーターの2Way構成で、PJ62はウーファーの中心部に高域用の振動板が配置されたコアキシャルタイプのユニットが使用される。どちらもウーファーユニットのサイズは6インチ(外形寸法は直径164mm)。PJ62Cのツイーターは、19mm径(外形寸法は、直径44mm×奥行き29mm)。

ウーファーユニットの周囲には、多数のネジ穴が設けられており、ほとんどの車の純正スピーカーを置換することが可能だ。同社によると、最近の車種では、純正カーオーディオのヘッドユニットが高音質化してきており、それらの能力を発揮させるためにも、スピーカーのアップグレードは有効だとのことだ。

前モデルからの変更点は、フェライトマグネットの大型化と、チューニングの見直し。現代的な精度の高いサウンドとなっている。また、カラーリングも変更。従来のカラーは、同社のモニタータイプのスピーカーバッフル板に使用されるブルーだったが、新モデルでは、モニタータイプスピーカーのウーファーと同じホワイトが採用されている。

再生周波数帯域は60Hz-50kHz。インピーダンスは4Ωで、最大許容入力は100Wとなっている。

15インチ(38cm)径のサブウーファー「GTO1514」

また、同日、「GTO」シリーズのサブウーファーユニットの新モデル「GTO1514」も発表された。価格は2万8,000円で、7月発売予定。同製品は、直径15インチ(389mm)という大口径ユニット。GTOシリーズの最上級モデルとなる。現在、8インチ径の「GTO804」、10インチ径の「GTO1014」、12インチ径の「GTO1214」がラインナップされている。再生周波数帯域は23Hz-400Hz、インピーダンスは4Ωで、許容入力は350W(RMS)/1400W(PEAK)。なお、GTOシリーズの取り付けには、別途、ボックスとアンプを用意する必要がある。