JTBはこのほど、同社の旅のアンケート「たびQ」にて「日本の歴史上の人物にちなんだ場所を訪れたことがありますか?」と題した調査を実施し、その結果を発表した。調査は6月1日~6月11日にインターネット上で実施、10代~80代の男女2,353名から回答を得た。

歴史上の人物にちなんだ場所(国内)を訪れたことが「ある」と答えたのは73%に上り、そのうち約7割が、テレビや書籍などをきっかけにして「自発的に」訪れたと回答。今後訪れたい歴史上の人物にちなんだ場所が「ある」と答えた人も54%と過半数に上った。

「どの場所が一番印象的でしたか?」への回答では、やはり「京都」が23%で1位に。2位は「現存する美しい城」「世界遺産にふさわしい」などの理由で「姫路城」(20%)。注目したいのは3位の「米沢市」(17%)。同市の「上杉神社」を挙げた人が多く、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公である直江兼続ゆかりの地として注目度が高まっているようだ。

「最も印象に残った場所」--JTB提供

また、「好きな歴史上の人物」では、1位「織田信長」(21%)、2位「坂本龍馬」(16%)、3位「徳川家康」(13%)という結果に。「興味のある戦国三大武将のなかでも一番好き・おもしろい」といった理由が多かった。また「篤姫」(6%)は女性に人気で「行動力と心の強さ、武家の女性としてのたくましい生き方に憧れる」(30代女性)といった意見も。「直江兼続」と答えた人も4%おり、テレビ番組が歴史に興味を持つきっかけとなっていることが窺える結果となっている。