東証株価指数(TOPIX)40周年記念ロゴマーク

1日、東証株価指数(TOPIX)が算出開始40周年を迎えた。日本の証券市場の動向をより適確に反映した株価指標として1969年7月1日、算出・公表を開始。当時は673銘柄だったが、現在は約1,700銘柄と当時の3倍弱に上る。

TOPIX(英文名 : Tokyo Stock Price Index)は、基準日の時価総額と比較して東証市場第1部の時価総額がどのくらい増えたか減ったかを見ることで、市場全体の株価の動きを表すもの。各銘柄の上場株式数に応じウエイトをかけて算出するので、上場株式数の少ない高株価の銘柄の影響を受けないといった特長がある。

現在では、日本政府が公表する景気動向指数に利用されているほか、長期的な統計データが整備されていることなどから、学術研究を含む幅広い分野において利用されている。また、最近では、年金基金等の機関投資家による日本株運用のベンチマークとして、また、上場投資信託(ETF)、株価指数先物取引などの金融商品においても、TOPIXが使われている。

東京証券取引所は「市場関係者皆様方の期待に応えるよう、今後とも、TOPIXを通じて、日本の証券市場の動向をお伝えしてまいります」としている。