三洋電機は、「eneloop universe products(エネループ ユニバース プロダクツ)」の新製品として、充電式インテリアライト「eneloop lamp(エネループ ランプ)」(ENL-Y1S)を発表。発売は9月11日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は1万5,000円前後。
同社では、2005年11月に"暮らしを変える電池"をコンセプトとした充電池「eneloop」を発売。それ以後、「エネルギー(energy)の循環(loop)」というコンセプトを応用した商品群「eneloop universe products」を展開している。
これまで発表されてきたeneloop universe products製品としては、ソーラー充電器「エネループ ソーラーチャージャー」、USB出力付きソーラーライト「エネループ ソーラーライト」、充電式カイロ「エネループ カイロ」、充電式ポータブルウォーマー「エネループ アンカ」、充電式ひざ掛け「エネループ ソフトウォーマー」、USB出力付きの充電器セット&リチウムイオンバッテリー「エネループ モバイルブースター」、virus washer(ウイルスウォッシャー)機能搭載のポータブル空間清浄器「エネループ エアフレッシャー」、電動ハイブリッド自転車「エネループ バイク」などがある。
新モデルとなるエネループ ランプのコンセプトは、「美しい灯でひとびとを守りたい」。開発の背景にあるのは、1995年に起きた阪神・淡路大震災。「緊急時に本当に役立つ灯りのカタチ」を目指したという。
エネループ ランプでは、機能性と美しさの融合を図り「インテリア照明」としての機能と「懐中電灯」としての機能を採用。インテリア性を持たせることで、日常的に目につきやすい場所に置くことができ、収納されて緊急時に場所がわからなくなるといった懐中電灯の弱点を改善した。
点灯モードは「インテリアライト」「ヒーリングライト」「フラッシュライト」の3種類。インテリアライトでは、「強」と「弱」の2段階調節が可能なホワイトランプを点灯。点灯可能時間は強で約3時間、弱で45時間。光源には高輝度LEDライトを使用している。
ヒーリングライトでは、リラックス効果があるというブルーランプで「連続」、「明滅」の切替ができる。また、加速度センサー搭載により実現したフラッシュライトでは、本体が真下方向から水平方向に90度以上傾くと、自動的に底面のライトが点灯。点灯可能時間は6時間。転倒と同時に底面LEDが光る自動点灯機能も備えることで、地震などの災害時にいち早く光の確保が可能となるという。電源はランプの頭を押し、本体底面のスイッチを入れればオン。押し続けるとモードが変更し、長押しすると消灯する。
さらに、デザイン性を追求し、無接点充電方式を採用。専用の充電スタンドに置き充電し、充電時間は約12時間(消灯時)。使用する電池は単3形eneloop2本で、同製品を単3形eneloopの充電器としても使用できる。
サイズは本体がφ121mm×221(H)mmで、充電スタンドがφ100mm×15(H)mm。本体の重さは約280g(単3形eneloop2本含む)。充電スタンド、ACアダプター、単3形eneloop(HR-3UTG)×2が同梱される。