マイクロソフトは26日、Windows 7のパッケージ製品の構成と参考価格、およびアップグレード対象製品を発表した。
Windows 7では、「Windows 7 Ultimate」「Windows 7 Professional」「Windows 7 Home Premium」の3つのエディションがパッケージ製品として発売される。なお、ホームユーザー向けに基本的な機能のみを搭載したエディションとなる「Windows 7 Starter」はOEMによりPCにプレインストールした状態でのみ提供され、パッケージ版は販売されない。
Windows 7 Ultimate
Windows 7 Home Premiumのエンターテイメント機能とWindows 7 Professionalのビジネス機能に加え、Windows Vistaから導入されたドライブ暗号化機能「BitLocker」によるセキュリティ機能や多言語機能といったWindows 7の全機能が利用できる最上位エディション。参考価格(税別)は、通常版が38,800円、アップグレード版が26,800円。
Windows 7 Professional
Windows 7 Home Premiumのエンターテイメント機能のほか、ドメイン参加やデータバックアップといったビジネス向け機能を搭載し、オフィスと家庭の両方で利用できるエディション。参考価格(税別)は、通常版が37,800円、アップグレード版が25,800円。
Windows 7 Home Premium
ホームグループ機能を使って作成したホームネットワーク内での写真、ビデオ、音楽の共有機能や、テレビの視聴・録画といったデジタルエンターテインメントが楽しめるWindows Media Centerを搭載したホームユーザー向けエディション。参考価格(税別)は、通常版が24,800円、アップグレード版が15,800円。
Windows 7 Ultimate/Professional/Home Premiumアップグレード版では、Windows Vista/XPのすべてのエディションのパッケージ製品がアップグレード対象となっている。ただし、Windows XPからのアップグレードでは新規インストール(カスタム)でのアップグレードとなるため、現在利用している環境の引き継ぎは行われない。同社では、必要なデータや設定を必ず事前にバックアップしてからWindows 7のインストールを開始するよう推奨している。