米国時間の木曜午後、ロサンゼルスのUCLA Medical Centerで歌手のマイケル・ジャクソンが死去した。享年50歳。ステイプルズ・センターで、今夏イギリスで行われる予定だった復活ツアーのリハーサルに入っていた。死因は今のところ不明だが、事件性はないと見られており、健康面で何か問題があったのではと憶測が飛んでいる。
複数のメディアが伝えるところによると、昨年のクリスマス前後に、マイケルの伝記編纂に取り組んでいた英国のジャーナリストが、マイケルがα1-アンチトリプシン不足(肺と肝臓を蝕む遺伝子上の疾患)で苦しんでおり、肺移植を必要としていると発表したという。また、左目の視力は失われ、呼吸困難でほとんど話すこともできない状態だったとも明かしている。
これに対し、マイケルの代理人は「健康問題の事実は一切なく、完全に健康体である」との声明を出していた。
しかし、ロンドンでのコンサートの日程が延期されたときに再びマイケルの病気説が浮上。皮膚がんにかかっているのではないかとの噂も立った。
今日、詳しい検死が行われることになっている。