HOYA PENTAXイメージング・システム事業部(ペンタックス)は25日、防水機能を備えるOptio(オプティオ)Wシリーズの最新モデル「Optio W80」を発表した。発売は7月中旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は4万円前後。
Optio W80は、「Optio W60」の後継モデルとなる防水デジカメ。外装接合部の機密性をさらに強化することで、従来モデルの水深4mに対し、水深5mで連続2時間の撮影を実現。IPX8(JIS保護等級8)相当の防水性能のほか、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10℃までという耐寒構造を採用している。さらに、衝撃吸収部材の採用と各部の強度を向上することで高さ1mからの耐衝撃性能も新搭載する。
焦点距離は、35ミリ判換算で約28~140mm相当。光学5倍ズームレンズと「インテリジェントズーム」機能とを組み合わせることで、最大で約31.3倍相当の高倍率ズーム撮影も可能としている。また、動画性能も向上し、1280×720ピクセルで30fpsのHD動画機能を装備。水中での動画撮影に最適な設定で撮影できる「マーメードムービー」モードもひき続き採用している。
そのほか機能面では、「風景」や「ポートレート」、「夜景」など8種類の撮影モードを自動選択する「オートピクチャー」機能(W60の7種類に「キャンドル」を追加)、最大32人までの顔認識機能を採用。笑顔を判別する「スマイルキャッチ」や、目つぶりを知らせる「まばたき検出」も装備する。さらに、撮影した画像を加工できるデジタルフィルターに「トイカメラ」や「レトロ」、「カラーエンハンサー」など3種類を追加し20種類としたほか、80種類以上のデザインフレームも内蔵し、フレーム合成も楽しめる。
手ぶれ補正機能としては、電子式手ぶれ補正、高感度ぶれ軽減モード(記録サイズは5M限定)、動画撮影時用の電子式手ぶれ軽減機能となる「Movie SR」機能を搭載する。
撮像素子は有効約1210万画素。液晶モニターは約23万画素2.5型。内蔵メモリーは約33.7MB。記録メディアはSD/SDHCメモリーカード。電源は専用充電式リチウムイオンバッテリー「D-LI78」だが、別売りでACアダプターキットも用意される。バッテリー寿命は、静止画撮影で約170枚(専用バッテリー使用時)。本体サイズは約99.5(W)×56(H)×24.5(D)mm(操作部材、突起部を除く)で、重さは約135g(電池、SDメモリーカード含まず)。