大阪証券取引所は、同取引所が7月21日より開始する取引所外国為替証拠金取引(大証FX)の取引 / 清算参加者の第1陣として、8社を承認した。

このたび同取引所が承認したのは、岩井証券 / インヴァスト証券 / コスモ証券 / JPモルガン・チェース銀行 / JPモルガン証券 / そしあす証券 / ひまわり証券 / マネーパートナーズの8社。岩井証券 / インヴァスト証券 / コスモ証券 / そしあす証券 / ひまわり証券 / マネーパートナーズの6社は取引資格と清算資格を、JPモルガン・チェース銀行は取引資格のみ、JPモルガン証券は清算資格のみを、それぞれ7月1日付けで取得することになっている。また、JPモルガン・チェース銀行とマネーパートナーズは、マーケットメイク業務のみを行うとのこと。なお、今後も参加企業の承認を随時行っていくとしている。

取引/清算参加社一覧
参加企業 取引参加者 清算参加者
岩井証券
インヴァスト証券
コスモ証券
JPモルガン・チェース銀行
JPモルガン証券
そしあす証券
ひまわり証券
マネーパートナーズ

大証FXは、従来のFXで一般的なマーケットメイカー方式と、株式の取引と同じオークション方式が混在した取引方法を採用しているのが特徴。マーケットメイカー方式とは、マーケットメイカーが売りと買いの気配を提示し、そこに投資家が注文を行う取引方法のこと。オークション方式は、株価の取引と同じで、「価格優先 / 時間優先 / 成行優先」をルールとして売り注文と買い注文をすり合わせて売買を成立させていくというもの。同取引は、マーケットメイカー方式の持つ流動性と、オークション方式の持つ価格の透明性の2つの面を兼ね備えた、今までにないFX取引となっているとのこと。

マイコミジャーナルでは、取引所FXの第一弾である東京金融先物取引所の「くりっく365」と同取引の共通点や相違点、同取引のメリットなどについて、こちらの記事で解説している。