ヤマハ、幼児2人同乗基準適合の電動ハイブリッド自転車2モデル

ヤマハ発動機は、幼児2名同乗用自転車の安全基準と、電動アシスト自転車に関する法令改正に伴う新基準に対応した電動ハイブリッド自転車「PASリトルモア リチウム」と「PAS Raffini(パス ラフィーニ)」の2モデルを7月1日以降、各都道府県の公安委員会規則が改正・施行され次第発売する。価格はハンドルの間にリクライニングチャイルドシートを備えた「PASリトルモア リチウム」が13万4800円、「PAS Raffini」が12万1800円。

「PASリトルモア リチウム」は、フロントハンドルにリクライニング対応チャイルドシートを標準装備し、別売りオプションのSGマーク適合チャイルドシートをリアキャリアに取り付けることで幼児2人の同乗に対応した。フレームカラーはアメリカンレッド、ジュエルブラウンに加え、新色のパールグレー、ブルーイッシュブラックも追加され計4色となった。新基準に対応した従来比1.5倍の6Ahの三元系リチウムイオンバッテリを搭載、独自の「S.P.E.C.3(スペックスリー:Shift Position Electric Control×内装3段変則)」を採用した。走行モードは「標準」モード、パワフルな「強」モード、距離重視の「オートエコモードプラス」の3モードを備え、きめの細かいアシスト制御を行うことで「オートエコモードプラス」では1充電あたり従来比約1.6倍の96km走行が可能としている。なお、PASリトルモア リチウムのチャイルドシートは、生後12カ月から4歳未満、または体重15g(3歳児の平均体重)までの使用を目安としているという。

「PAS Raffini」は、別売りオプションのSGマーク適合チャイルドシートを前後に装備することで幼児2人を乗せることができる。フレームカラーはクリスタルアイボリー、ブルーイッシュブラック、アメリカンレッドの全3色。「Raffini(ラフィーニ)」とは、イタリア語で「洗練」を意味し、子育て中であってもおしゃれで洗練されたスタイルにこだわる女性を応援する意味をこめてネーミングしたという。6Ahの三元系リチウムイオンバッテリと「S.P.E.C.3」を採用し、走行モードは「標準」モード、パワフルな「強」モード、距離重視の「オートエコモードプラス」の3モードを備える。1充電あたりの走行距離はオートエコモードプラスで98km。