米Motorolaが年内にも米Verizon Wirelessと米T-Mobile USAの2つのキャリア向けにAndroid搭載スマートフォンの提供を計画していると、経済紙の米Wall Street Journal紙(オンライン版)が同日(現地時間)付けの記事で関係者のコメントとして報じている。
Motorolaは4月、同社2009年第1四半期決算発表の席においてモバイルデバイス部門CEOのSanjay Jha氏が製品ラインのAndroidへのシフトを表明している。同社は現在、米国最大の携帯キャリアであるVerizon WirelessにWindows Mobileベースのスマートフォン「Q」を提供しているが、今年はその目玉商品がAndroidベースのものとなりそうだ。
WSJによれば、Verizon側はMotorola製Android携帯の処理速度に特に関心を寄せているという。スマートフォンにとって処理速度は重要なファクターであり、それは高速化を特徴とする米AppleのiPhone 3G Sをはじめ、韓Samsung ElectronicsのJetがスピードを売り物に3G S対抗をうたっていることからもうかがえる。