IMJモバイルは23日、「モバイルの新サービス・新技術に関する意識調査」の結果を発表した。これによると、GPS端末保有者の約6割が、位置情報に基づくモバイルサービスの利用経験があると回答した。
調査は、携帯電話またはPHSを端末を自ら選んで保有している15~49歳の男女を対象に、6月5日~6日にかけ、インターネットリサーチで実施。「iコンシェル」「位置情報サービス」などに対するユーザーの利用実態について質問し、828人から有効回答を得た。
これによると、GPS機能搭載端末の保有状況については、60.9%の人が「保有している」と回答。保有者にGPS機能や基地局から得られる位置情報に基づいたサービスを利用した経験について尋ねたところ、59%が「ある」と回答した。
利用したことのあるサービスについては、「天気予報」が67%で最も多く、次いで「目的地までのナビゲーション」(49%)、「飲食店などの周辺検索」(42%)となった。
また、iPhone、Android、BlackBerry、Windows Mobileについての認知度を調べたところ、「iPhone」の認知度が84%で最も高く、次いで「Android」(22%)、「BlackBerry」(21%)、「Windows Mobile」(20%)となり、iPhoneの認知度が圧倒的であることが分かった。
NTTドコモが2008年11月にサービスを開始した「iコンシェル」については、NTTドコモ(3G)端末保有者の65%に認知されており、そのうち利用経験者は18%だった。
携帯電話またはPHSの保有台数を尋ねたところ、2台以上保有しているユーザーは15%だった。主に利用しているケータイのキャリアは、「NTTドコモ(FOMA)」が39%で最も多く、次いで「au(WIN)」(31%)、「ソフトバンクモバイル(3G)」(16%)だったのに対し、2台目のケータイのキャリアは「ウィルコム」が24%で最も多く、次いで「NTTドコモ(FOMA)」(23%)、「ソフトバンクモバイル(3G)」(19%)となった。