ペット専用の航空会社・Pet Airwaysはこのほど、7月14日に運航を開始をすることを発表した。
同航空は、ペットを荷物室ではなく、キャビン内で飼い主の同乗なしに輸送するという世界初のペット専用の航空会社。当初の就航都市は、ニューヨーク、ワシントンD.C.、シカゴ、デンバー、ロサンゼルスの5都市で、今後はアメリカ全土に拡大される予定だ。
同航空が使用する飛行機は、19人乗りの近距離用プロペラ機を改造。座席部分や頭上の荷物入れを取り外し、ペット用のケージが設置されている。また、機内は照明とエアコンを完備し、ペットに最適な室温と換気が保たれている。その他、トレーニングを受けた"ペットアテンダント"が同乗し、15分おきにペットを見回るという。
搭乗手順は、出発地の空港内の"ペットラウンジ"でフライトの2時間前までにチェックインを済ませ、"PAWS Lodge"までペットを連れていく。その後、ペットアテンダントに引渡され、目的地に着陸後に再び飼い主の元に戻される。
運賃は、ニューヨーク - シカゴ便が片道149ドル(約1万4,300円)、ロサンゼルス便が199ドル(約1万9,100円)など。利用可能なペットは、現在のところ犬とネコのみだが、今後は鳥や豚、爬虫類などにも対応するとしている。