米国で19日(現地時間)に販売がスタートしたAppleの「iPhone 3G S」だが、利用開始にあたってまず最初に必要となるアクティベーション作業でトラブルが発生している。一度に多くのユーザーが登録のたにサーバに殺到したことが原因とみられ、最悪のケースでは2日程度の遅延が発生しているという。こうした事態を受けて米Appleは21日早朝にユーザーへのメールでその旨を報告、お詫びに30ドルのiTunes Store Creditの提供を約束している。
本件は21日早朝の利用者へのメールで明らかになったもので、複数のメディアが報じている。17日のiPhone OS 3.0公開、19日のiPhone 3G S発売と立て続けにトラブルが発生しているAppleだが、同社によれば「システム上の問題」に起因しているという。米国での独占提供キャリアである米AT&Tによれば、事前予約の段階で数十万台単位のオーダーが入っているといわれ、これらユーザーがアクティベーションのために一気に集中したことがサーバの負荷を高め、トラブルを起こしたとみられる。