「WZR-HP-G300NH」は高速の無線LAN規格IEEE802.11nドラフト2.0(以下11n)に対応するブロードバンドルーターだ。本体外部に2本、内部に1本のアンテナを内蔵。高速性と安定性を実現しており、メーカーの公表値によれば、11n対応の従来機種と比べて、約30%高速となっている。
主な仕様 [対応OS] Windows Vista/XP/2000/Me/98SE、Mac OS X 10.4/10.5 [準拠規格] IEEE802.11b/g/n [アンテナ] 3本(外部2本、内蔵1本) [セキュリティ] WPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed PSK、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) [サイズ/重量] W165×D30×H158mm(アンテナ、スタンド含まず)/約338g [実売価格] 約16,800円前後
また、本体にUSB端子を1基搭載しており、外付けHDDやUSBメモリをNASとして利用できるのも特長のひとつだ。今回は、本体にUSB2.0接続の無線LAN子機「WLI-UC-G300HP」を付属する「WZR-HP-G300NH/U」をレビューした。
ワンタッチ接続で高度なセキュリティを持つ「AOSS」機能
バッファローの無線LANルータに搭載されている「AOSS」機能を使うと、ワンタッチで接続が完了するので、ビギナーでも簡単に設置が行える。実際の接続作業としては、付属するセットアップ用DVDからユーティリティソフトの「クライアントマネージャー」をインストール。その後、クライアントマネージャーを起動して本体の「AOSS」ボタンを押すだけだ。ボタンを押したあとは、2分足らずで自動的に暗号化の設定が完了した。ユーティリティのインストールを含めても、設定にかかった時間はトータルで10分とかからなかった。
「AOSS」は手軽なだけではなく、高い暗号化レベルのセキュリティを持っているのも特長だ。加えて、11n規格の無線LAN通信を備える本機は、AES/TKIP/WEPの3つの暗号化方式に対応する「マルチセキュリティー機能」を搭載。複数の端末に対して、それぞれのセキュリティレベルに合わせて接続できる。