イー・アクセスとソフトバンクBBは19日、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)のモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」の有料サービス開始にあたり、開設指針の趣旨が損なわれることなく健全な競争環境が確保されるよう総務省に要望書を提出した。
提出された要望書では、UQが同社最大の出資会社であるKDDIからの独立性が確保されている必要があると指摘。モバイルWiMAX市場における健全な競争環境の確保を求めている。
具体的には、国内唯一のWiMAX提供事業者であるUQに対して、KDDIとKDDIグループ会社優先の役務提供・営業行為を行わないこと。加えてMVNOが、UQが直接エンドユーザ向けに提供するUQ WiMAXと同時期・同等の内容でサービスを提供できるように引き続き配意がなされることを要求している。
イー・アクセスは、KDDIの出資比率が同社への優先株式の割当により現在約44.1%まで上昇していることから、議決権の有無に関らず、競争環境に影響が出ることのないよう、引き続き注視していくことが必要との見解を示している。